マジックを振り返る(ラヴニカ:ギルドの都編)
2019年1月14日 マジックを振り返る
現行スタンダードでも舞台になっている次元、ラヴニカの最初のブロックですね。
今ではおなじみになった2色の組み合わせ×10のギルド推しもここから始まったんですね。
ラヴニカ:ギルドの都内ではディミーア、セレズニア、ボロス、ゴルガリの4つのギルドがフィーチャーされました。
ここから登場したデュアルランドの下位互換、ショックランドは現行のモダンでも定番のカードです。
特に初代ラヴニカはロブアレクサンダー氏がイラストを担当していることもあり、非常に根強い人気があります。
メカニズムではやはりゴルガリの有していた発掘が特徴的ですね。
既存のマジックとは全く別の新しいゲーム、ドレッジ・ザ・ギャザリングとも批判され評されるほど独特な動きをするメカニズムは良くも悪くも下環境に影響を与え、今なお愛好家が多くいる事は周知の事実です。
ウィザーズ的には失敗以外の何物でもないんですが。
今回もありがとうございました。
今ではおなじみになった2色の組み合わせ×10のギルド推しもここから始まったんですね。
ラヴニカ:ギルドの都内ではディミーア、セレズニア、ボロス、ゴルガリの4つのギルドがフィーチャーされました。
ここから登場したデュアルランドの下位互換、ショックランドは現行のモダンでも定番のカードです。
特に初代ラヴニカはロブアレクサンダー氏がイラストを担当していることもあり、非常に根強い人気があります。
メカニズムではやはりゴルガリの有していた発掘が特徴的ですね。
既存のマジックとは全く別の新しいゲーム、ドレッジ・ザ・ギャザリングとも
ウィザーズ的には失敗以外の何物でもないんですが。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(第9版編)
2018年12月31日 マジックを振り返るクリーチャー・タイプの大再編が印象的だったセットですね。
再録されたものの内、これまで単体のクリーチャータイプしかもっていなかったクリーチャーが「人間」や「戦士」などの職業的なクリーチャータイプなどを併せ持つようになり、アーティファクトクリーチャーもクリーチャータイプを持つようになりました。
収録内容は…うん、別に代り映えしないんだけども。
強いて言えば土地が(10版ほどではないにしろ)良いですね。
ウルザランドが再録されていて、かつ2色地形が10色揃っているのは特筆に値します。
るつぼやミシュランが入ってる10版や色対策がえげつなかった8版に挟まれてて個人的にはちょっと地味な印象ですね。
今回もありがとうございました。
再録されたものの内、これまで単体のクリーチャータイプしかもっていなかったクリーチャーが「人間」や「戦士」などの職業的なクリーチャータイプなどを併せ持つようになり、アーティファクトクリーチャーもクリーチャータイプを持つようになりました。
収録内容は…うん、別に代り映えしないんだけども。
強いて言えば土地が(10版ほどではないにしろ)良いですね。
ウルザランドが再録されていて、かつ2色地形が10色揃っているのは特筆に値します。
るつぼやミシュランが入ってる10版や色対策がえげつなかった8版に挟まれてて個人的にはちょっと地味な印象ですね。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(神河救済編)
2018年12月25日 マジックを振り返る
神河最後のエキスパンションです。
前回、前々回と神河は世間で言われているほど弱いカスパックではないと説明しましたが、これに限って言えばその評価は妥当だと言わざるを得ません。
十手や独楽などの強力なカードが存在した物語、謀反と違い、ウィザーズが患っている第3エキスパンションを極端に弱くする病気のせいで本当に弱いです。(一応、不朽の理想や三日月の神、桜族の斥候にエラヨウなど強いカードが全くないわけではありませんが)
全体の傾向として、順当に弱いプロフェシーなどとは違い、奇をてらって失敗し、結果として弱くなったようなカードが多いのも特徴です。
(例,自身の手札を全て捨てるだけの呪文、≪空虚自身≫ 自力だとプレイができない連携呪文≪常在精神≫など)
まあ奇をてらっているのは神河全体の傾向とも言えますが。
一部のジョニープレイヤーにはそこそこ公表ではありましたが、全体で言えば失敗と言わざるを得ないところがあります。
公式も”メカニズムを棚に上げてフレイバーにこだわりすぎた”と反省してましたし。
まあこの神河での諸々の失敗が後年のテーロスに代表される様々な人気デザインを生み出す土台になるのはまた別のお話。
今回もありがとうございました。
前回、前々回と神河は世間で言われているほど弱いカスパックではないと説明しましたが、これに限って言えばその評価は妥当だと言わざるを得ません。
十手や独楽などの強力なカードが存在した物語、謀反と違い、
全体の傾向として、順当に弱いプロフェシーなどとは違い、奇をてらって失敗し、結果として弱くなったようなカードが多いのも特徴です。
(例,自身の手札を全て捨てるだけの呪文、≪空虚自身≫ 自力だとプレイができない連携呪文≪常在精神≫など)
まあ奇をてらっているのは神河全体の傾向とも言えますが。
一部のジョニープレイヤーにはそこそこ公表ではありましたが、全体で言えば失敗と言わざるを得ないところがあります。
公式も”メカニズムを棚に上げてフレイバーにこだわりすぎた”と反省してましたし。
まあこの神河での諸々の失敗が後年のテーロスに代表される様々な人気デザインを生み出す土台になるのはまた別のお話。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(神河謀叛編)
2018年12月17日 マジックを振り返る
悪名高い十手の出身地ですね。
≪梅澤の十手≫のあまりの強力さから伝説のカードでクリーチャーが居ないと役に立たない装備品であるにも係わらず、多くのデッキで4枚積みされていたほどです。(当時は伝説ルールが今とは違い、相手の同名カードの除去として機能したという理由もありますが)
構築済みデッキの≪鼠の巣穴≫に入っていたこともあり入手が容易だったことも要因と言えます。
他にも一部で大人気の忍者が初登場したエキスパンションでもあります。
特に≪深き刻の忍者≫はディープアワー=サンと呼ばれ下環境でも根強い人気があり、パウパーや(流石にTier1ではありませんが)レガシーでも使われています。
ハズレ扱いされることの多い神河ブロックですが、ここまでは強力なカードも結構そろっているんですね。
問題は第3エキスパンションで…。
今回もありがとうございました。
≪梅澤の十手≫のあまりの強力さから伝説のカードでクリーチャーが居ないと役に立たない装備品であるにも係わらず、多くのデッキで4枚積みされていたほどです。(当時は伝説ルールが今とは違い、相手の同名カードの除去として機能したという理由もありますが)
構築済みデッキの≪鼠の巣穴≫に入っていたこともあり入手が容易だったことも要因と言えます。
他にも一部で大人気の忍者が初登場したエキスパンションでもあります。
特に≪深き刻の忍者≫はディープアワー=サンと呼ばれ下環境でも根強い人気があり、パウパーや(流石にTier1ではありませんが)レガシーでも使われています。
ハズレ扱いされることの多い神河ブロックですが、ここまでは強力なカードも結構そろっているんですね。
問題は第3エキスパンションで…。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(神河物語編)
2018年12月12日 マジックを振り返る コメント (2)極度にインフレした全ブロックに対して、全体的にかなりカードパワーが調整されたエキスパンションになります。
神河はモチーフが古い時代の日本なのもあり、上記のカードパワーの低さもあって肌に合わないと感じたプレイヤーも多く、売り上げが低迷しカード人口も減少したのではと囁かれています。
とはいえカードパワーは全体的に低いとはいえ、突出して強力なものがいくつかあります。
≪すべてを護るもの、母聖樹≫と≪禁忌の果樹園≫などの独特の土地、≪裂け目の突破≫や≪巻物の君、あざみ≫、≪姥の仮面≫などスタンダードよりもむしろ下環境で活躍するカードが多かったというのが正しい言い方な気もしますね。
特にモダン、レガシーで禁止された≪師範の占い独楽≫の初出もここであるという事を鑑みれば、平均的なエキスパンションよりも余程強力なカードが揃っていると言えるのではないでしょうか。
どうにもミラディンの割を食った印象がありますね。
傾向として伝説のクリーチャーを推しているのも特徴です。
レアのクリーチャー全てが伝説で、アンコモンやエンチャントにまで伝説が存在するという非常に珍しいエキスパンションでもあります。
同時にレジェンドルール改正も行われました。
ドミナリアやレジェンドを彷彿とさせますね。
また、ストーリー的には多少前後することはあっても基本的に時系列順で展開していくmtgには珍しく、ミラディンよりも遥か過去の時代の出来事になっています。
年表的にはアライアンスの後らしいです。
今回もありがとうございました。
神河はモチーフが古い時代の日本なのもあり、上記のカードパワーの低さもあって肌に合わないと感じたプレイヤーも多く、売り上げが低迷しカード人口も減少したのではと囁かれています。
とはいえカードパワーは全体的に低いとはいえ、突出して強力なものがいくつかあります。
≪すべてを護るもの、母聖樹≫と≪禁忌の果樹園≫などの独特の土地、≪裂け目の突破≫や≪巻物の君、あざみ≫、≪姥の仮面≫などスタンダードよりもむしろ下環境で活躍するカードが多かったというのが正しい言い方な気もしますね。
特にモダン、レガシーで禁止された≪師範の占い独楽≫の初出もここであるという事を鑑みれば、平均的なエキスパンションよりも余程強力なカードが揃っていると言えるのではないでしょうか。
どうにもミラディンの割を食った印象がありますね。
傾向として伝説のクリーチャーを推しているのも特徴です。
レアのクリーチャー全てが伝説で、アンコモンやエンチャントにまで伝説が存在するという非常に珍しいエキスパンションでもあります。
同時にレジェンドルール改正も行われました。
ドミナリアやレジェンドを彷彿とさせますね。
また、ストーリー的には多少前後することはあっても基本的に時系列順で展開していくmtgには珍しく、ミラディンよりも遥か過去の時代の出来事になっています。
年表的にはアライアンスの後らしいです。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(フィフス・ドーン編)
2018年12月4日 マジックを振り返る
ミラディンブロック最後のエキスパンションです。
散々っぱらやらかした前2作に比べるとややおとなしくなっているのが特徴。
というか第3エキスパンションは大抵しょぼい。フィフス・ドーンはしょぼいわけではないけど
mtg的には今や常連の占術の登場したエキスパンションとして重要な位置にあります。
定着したのはテーロスブロックの影響な気もするけども。
ミラディンブロック全体が異常な水準なだけで、当然フィフス・ドーンにも強力なカードは存在します。(というか普通のブロックの平均よりかなり高水準な部分も多い)
特にユーザー立案で鳴り物入りで登場した≪世界のるつぼ≫は下環境でも≪不毛の大地≫や≪露天鉱床≫とのシナジーにより昨今でも見かける強カードです。
≪仕組まれた爆薬≫も優秀な除去カードとしてよく利用されますね。
こうしてみると、逆にバランスの取れたエキスパンションだったのかもしれません。
スタンは知らん。
今回もありがとうございました。
散々っぱらやらかした前2作に比べるとややおとなしくなっているのが特徴。
mtg的には今や常連の占術の登場したエキスパンションとして重要な位置にあります。
定着したのはテーロスブロックの影響な気もするけども。
ミラディンブロック全体が異常な水準なだけで、当然フィフス・ドーンにも強力なカードは存在します。(というか普通のブロックの平均よりかなり高水準な部分も多い)
特にユーザー立案で鳴り物入りで登場した≪世界のるつぼ≫は下環境でも≪不毛の大地≫や≪露天鉱床≫とのシナジーにより昨今でも見かける強カードです。
≪仕組まれた爆薬≫も優秀な除去カードとしてよく利用されますね。
こうしてみると、逆にバランスの取れたエキスパンションだったのかもしれません。
スタンは知らん。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(ダークスティール編)
2018年11月25日 マジックを振り返る
エキスパンション名にもなっている破壊不能の金属、ダークスティール製アーティファクトの登場した第2エキスパンションです。
このエキスパンションはmtg史上でも最大級の問題児、≪頭蓋骨絞め≫を産み出したことであまりにも有名です。
小型クリーチャーを次々とドローへ変換していく狂気の能力は、実質0マナで戦場へ出せる親和クリーチャーとアーティファクトのサクリ台である≪電結の荒廃者≫との組み合わせにより、環境を電結親和一色へ塗り替えてしまいました。
当然、後日禁止されましたが。
よりにもよってこんな最強(最狂?)カードがアンコモンで収録されてしまったというのも異常ですね。
初期の装備品はパワー調整を間違えてしまっていたと言われる原因の一つです。
この電結親和隆盛により、余りに既存のmtgとゲームが違い過ぎる、環境で1つのデッキ以外認められないのは嫌、などの理由から本格的に引退者を続出させた原因になってしまいました。(少なくとも筆者の周囲ではそう言われています)
今回もありがとうございました。
このエキスパンションはmtg史上でも最大級の問題児、≪頭蓋骨絞め≫を産み出したことであまりにも有名です。
小型クリーチャーを次々とドローへ変換していく狂気の能力は、実質0マナで戦場へ出せる親和クリーチャーとアーティファクトのサクリ台である≪電結の荒廃者≫との組み合わせにより、環境を電結親和一色へ塗り替えてしまいました。
当然、後日禁止されましたが。
よりにもよってこんな最強(最狂?)カードがアンコモンで収録されてしまったというのも異常ですね。
初期の装備品はパワー調整を間違えてしまっていたと言われる原因の一つです。
この電結親和隆盛により、余りに既存のmtgとゲームが違い過ぎる、環境で1つのデッキ以外認められないのは嫌、などの理由から本格的に引退者を続出させた原因になってしまいました。(少なくとも筆者の周囲ではそう言われています)
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(第8版編)
2018年11月9日 マジックを振り返る
収録内容はカウンター呪文の弱体化など7版から調整が行われています。
他にも8版までに出たセットのカードを各一枚収録していたりと(この時点での)集大成を意識して作られていた節のあるセットになっています。
色の役割の再制定、クリーチャー・タイプの整理、ルール整備などセット外の調整も多く行われていますが、一番大きな変更はやはりこのセットから新枠になったことでしょう。
ここから基本セット2015までの長期間この枠だったので、我々プレイヤーにとって非常になじみ深い新枠もここから始まったのです。
新枠に伴った新タップシンボルに至っては現在も使われています。
収録カードはともかく、(カードの調整的な意味ではなく文字通りの)デザイン的には大きな意味を持ったセットといえるでしょう。
今回もありがとうございました。
他にも8版までに出たセットのカードを各一枚収録していたりと(この時点での)集大成を意識して作られていた節のあるセットになっています。
色の役割の再制定、クリーチャー・タイプの整理、ルール整備などセット外の調整も多く行われていますが、一番大きな変更はやはりこのセットから新枠になったことでしょう。
ここから基本セット2015までの長期間この枠だったので、我々プレイヤーにとって非常になじみ深い新枠もここから始まったのです。
新枠に伴った新タップシンボルに至っては現在も使われています。
収録カードはともかく、(カードの調整的な意味ではなく文字通りの)デザイン的には大きな意味を持ったセットといえるでしょう。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(スカージ編)
2018年10月20日 マジックを振り返る
mtg史上最後の旧枠(その後もジャッジ報奨で例外的に刷っていますが)エキスパンションです。
レギオンの反動か、非常に強力なエキスパンションになっています。
ここで登場した新規キーワードがストームだと言えば多くを語らなくても察していただけるでしょう。
ストームのぶっ壊れカード筆頭である≪精神の願望≫に至っては発売当日に下環境(当時のType 1及びType 1.5)で禁止されるという史上最速の禁止速度を誇っています。
今でこそストームは≪神聖の力線≫や≪精神壊しの罠≫、≪狼狽の嵐≫などの対処法がありますが、当時そこまで有効な対処法は存在せず、禁止も必然だったと言えるでしょう。
一方スタンダードではあまり活用できないデザインだったし、いったい当時は何のために刷ったんですかね…?
今回もありがとうございました。
レギオンの反動か、非常に強力なエキスパンションになっています。
ここで登場した新規キーワードがストームだと言えば多くを語らなくても察していただけるでしょう。
ストームのぶっ壊れカード筆頭である≪精神の願望≫に至っては発売当日に下環境(当時のType 1及びType 1.5)で禁止されるという史上最速の禁止速度を誇っています。
今でこそストームは≪神聖の力線≫や≪精神壊しの罠≫、≪狼狽の嵐≫などの対処法がありますが、当時そこまで有効な対処法は存在せず、禁止も必然だったと言えるでしょう。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(レギオン編)
2018年10月13日 マジックを振り返る
マジック史上他に例を見ない、クリーチャーのみで構成されたエキスパンションです。
土地すら入っていないので収録の145枚中145枚すべてがクリーチャーカードという頭のおかしい 特殊な構成になっています。
強力なカードの収録されたオンスロートとスカ―ジに囲まれているので、さぞ強力なカードのあるエキスパンションなんだろうなあとも思えるでしょうが、実はかなりの弱エキスパンション。
前述の通りクリーチャーだらけなのですが、実はそのクリーチャーが軒並みへなちょこ。
第2エキスパンションは弱いの法則にバッチリはまってますね。
全体的な傾向としてはカードパワーが低い、キーワードとしてあまり強くない変異持ちが多い(タルキールよりもかなりマナレシオが悪い)、そもそものマナコストや色拘束が重すぎるなどですね。
特別に歴史に残ってしまうような強烈に弱いカスレアが存在するわけではないのですが、順当に全てが弱いという感じです。
現代でも定価で買えるようなカスパックですが、一時期アンステーブルにて≪パックの召喚≫という開封したパックのクリーチャー全てを戦場に出すカードのおかげでEDH需要が出て高騰したこともありました。
15体全部確定で出せるとは言え、フェイジ引いたら自死するから安牌というほどでもないのでは?ボブは訝しんだ。
今回もありがとうございました。
土地すら入っていないので収録の145枚中145枚すべてがクリーチャーカードという
強力なカードの収録されたオンスロートとスカ―ジに囲まれているので、さぞ強力なカードのあるエキスパンションなんだろうなあとも思えるでしょうが、実はかなりの弱エキスパンション。
前述の通りクリーチャーだらけなのですが、実はそのクリーチャーが軒並みへなちょこ。
第2エキスパンションは弱いの法則にバッチリはまってますね。
全体的な傾向としてはカードパワーが低い、キーワードとしてあまり強くない変異持ちが多い(タルキールよりもかなりマナレシオが悪い)、そもそものマナコストや色拘束が重すぎるなどですね。
特別に歴史に残ってしまうような強烈に弱いカスレアが存在するわけではないのですが、順当に全てが弱いという感じです。
現代でも定価で買えるようなカスパックですが、一時期アンステーブルにて≪パックの召喚≫という開封したパックのクリーチャー全てを戦場に出すカードのおかげでEDH需要が出て高騰したこともありました。
15体全部確定で出せるとは言え、フェイジ引いたら自死するから安牌というほどでもないのでは?ボブは訝しんだ。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(オンスロート編)
2018年10月6日 マジックを振り返る コメント (2)
フェッチランドが初登場し、エターナル環境へ大きな影響を与えたエキスパンションです。
セット全体のテーマとして部族支援やサイクリングなどが推されており、当時のトーナメントにはアストログライドやゴブリンなども登場しました。
また、強力なクリーチャーとして登場当時は≪賛美されし天使≫がフォーマット問わずに大暴れしたことも記憶に新しいです。
3t目に出て来て4t目に表になるこれはビートに対して非常に強力で、変異クリーチャーが出て来るだけで対処を迫られる厄介な存在でした。
まあ当時の変異とか天使以外ほとんど使われてないのですが。
開発は本当に≪詮索好きなゴブリン≫がどこかで使われると思ってたのか?
今回もありがとうございました。
セット全体のテーマとして部族支援やサイクリングなどが推されており、当時のトーナメントにはアストログライドやゴブリンなども登場しました。
また、強力なクリーチャーとして登場当時は≪賛美されし天使≫がフォーマット問わずに大暴れしたことも記憶に新しいです。
3t目に出て来て4t目に表になるこれはビートに対して非常に強力で、変異クリーチャーが出て来るだけで対処を迫られる厄介な存在でした。
まあ当時の変異とか天使以外ほとんど使われてないのですが。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(ジャッジメント編)
2018年9月25日 マジックを振り返る
オデッセイブロック最後のエキスパンションですね。
前ブロックが意図的に黒多めにされてた関係上、このエキスパンションは逆に黒少な目、対抗色の緑白のカード多めという特殊な構成になっています。
と、いっても黒のカードが少ないというだけで決して弱いという訳では無く、≪陰謀団式療法≫や(癖が強すぎるきらいはあるものの)≪死せる願い≫など下環境での使用に耐えられ得るようなものもちらほら。
それ以外では願いサイクルや≪不可思議≫などのカードが有名です。
特に≪不可思議≫は≪サイカトグ≫、マッドネスデッキと環境トップのデッキとの相性が抜群に良く、飛ぶサイカによって容赦のない虐殺をされた(した)のは当時おなじみの光景でした。
というか共鳴者がいる環境でこんなもん青に刷るな
インカーネーションサイクルは明らかに偏りのあるサイクル(サイクル最底辺の黒は沼渡り、酷い)ですが、≪不可思議は≫本当に調整ミス優遇されてますね。
今回もありがとうございました。
前ブロックが意図的に黒多めにされてた関係上、このエキスパンションは逆に黒少な目、対抗色の緑白のカード多めという特殊な構成になっています。
と、いっても黒のカードが少ないというだけで決して弱いという訳では無く、≪陰謀団式療法≫や(癖が強すぎるきらいはあるものの)≪死せる願い≫など下環境での使用に耐えられ得るようなものもちらほら。
それ以外では願いサイクルや≪不可思議≫などのカードが有名です。
特に≪不可思議≫は≪サイカトグ≫、マッドネスデッキと環境トップのデッキとの相性が抜群に良く、飛ぶサイカによって容赦のない虐殺をされた(した)のは当時おなじみの光景でした。
インカーネーションサイクルは明らかに偏りのあるサイクル(サイクル最底辺の黒は沼渡り、酷い)ですが、≪不可思議は≫本当に
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(トーメント編)
2018年8月26日 マジックを振り返る コメント (2)
背景ストーリーの舞台であるオタリア大陸が陰謀団に乗っ取られたため、エキスパンション全体が黒偏重になっている(黒40枚、赤と青28枚、緑と白21枚と露骨に黒が多い。有効色と対抗色の差も大きい。おまけに土地も全部黒絡み)のが特徴です。
特定に色に偏重したセットというのはmtgの歴史でも非常に珍しく、というかここ以外ないんじゃないだろうか。
イニストラードですら均等だし。
ここまで黒プッシュされれば当然トーナメントシーンでも黒だらけになると思いきや、確かに黒コンは誕生したものの、最終的には悪夢のサイカトグ一強の時代が誕生してしまいます。
いやまあサイカも黒いけどさ…。
≪チェイナーの布告≫が便利すぎましたね…。
今回もありがとうございました。
特定に色に偏重したセットというのはmtgの歴史でも非常に珍しく、というかここ以外ないんじゃないだろうか。
イニストラードですら均等だし。
ここまで黒プッシュされれば当然トーナメントシーンでも黒だらけになると思いきや、確かに黒コンは誕生したものの、最終的には悪夢のサイカトグ一強の時代が誕生してしまいます。
いやまあサイカも黒いけどさ…。
≪チェイナーの布告≫が便利すぎましたね…。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(オデッセイ編)
2018年8月16日 マジックを振り返る コメント (4)
墓地がテーマという非常に怪しいエキスパンションです。
墓地がテーマというだけはあり、スレッショルド、フラッシュバックはここが初登場。
フラッシュバックはこれ以降何度か登場する人気能力になりますが、スレッショルドの方は”7枚であるゲーム上とフレイバー上の意義が全くない”などの理由であまり再録されていません。
閑話休題。
サイカトグや野生の雑種犬は発売当初は余り評価されていませんでしたが、暫くしてから評価が一転。激動サイカトグ、青緑マッドネスが環境を席巻し、支配することになりました。
逆に既存デッキは環境から追い出され転落してしまう事に。
この2デッキがあまりに支配的だった故にインベイジョンブロックまでの環境が好きでこのブロックにあまりいい思い出を抱いていない層、逆にサイカやマッドネスが好きな層の両方が結構いるという賛否両論のブロックになっています。
個人的にはローテで環境が変わるのがmtgなのでそんなものだと割り切ってますが。
今回もありがとうございました。
墓地がテーマというだけはあり、スレッショルド、フラッシュバックはここが初登場。
フラッシュバックはこれ以降何度か登場する人気能力になりますが、スレッショルドの方は”7枚であるゲーム上とフレイバー上の意義が全くない”などの理由であまり再録されていません。
閑話休題。
サイカトグや野生の雑種犬は発売当初は余り評価されていませんでしたが、暫くしてから評価が一転。激動サイカトグ、青緑マッドネスが環境を席巻し、支配することになりました。
逆に既存デッキは環境から追い出され転落してしまう事に。
この2デッキがあまりに支配的だった故にインベイジョンブロックまでの環境が好きでこのブロックにあまりいい思い出を抱いていない層、逆にサイカやマッドネスが好きな層の両方が結構いるという賛否両論のブロックになっています。
個人的にはローテで環境が変わるのがmtgなのでそんなものだと割り切ってますが。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(アポカリプス編)
2018年8月11日 マジックを振り返る コメント (3)
現在まで続く、黒緑のなんちゃって対抗色(実はずぶずぶ)の歴史の始まりのエキスパンションです。
前2エキスパンションが有効色推しだったことで、このエキスパンションに対抗色のカードが押し込まれたという事情もあり、強力な対抗色カードが多数存在します。
特に黒緑は≪破滅的な行為≫、≪魂売り≫という強烈な2枚があり、初期から中期にかけてのmtgにあった対抗色デッキは組みにくいという流れを完全に無に帰しました。
この歴史の流れのまま、最終的には11年後に最狂のクリーチャーの1体である≪死儀礼のシャーマン≫を生み出してしまった事を考えると感慨深いものがありますね。
今となってはインフレの波に置いて行かれたことと再録を繰り返したことで金銭的には価値の低いパックになってしまいましたが、強力なカードが多いことは変わっていません。
リミテッドに使うと面白いので、機会があればやってみてもいいかもしれませんね。
今回もありがとうございました。
前2エキスパンションが有効色推しだったことで、このエキスパンションに対抗色のカードが押し込まれたという事情もあり、強力な対抗色カードが多数存在します。
特に黒緑は≪破滅的な行為≫、≪魂売り≫という強烈な2枚があり、初期から中期にかけてのmtgにあった対抗色デッキは組みにくいという流れを完全に無に帰しました。
この歴史の流れのまま、最終的には11年後に最狂のクリーチャーの1体である≪死儀礼のシャーマン≫を生み出してしまった事を考えると感慨深いものがありますね。
今となってはインフレの波に置いて行かれたことと再録を繰り返したことで金銭的には価値の低いパックになってしまいましたが、強力なカードが多いことは変わっていません。
リミテッドに使うと面白いので、機会があればやってみてもいいかもしれませんね。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(プレーンシフト編)
2018年7月30日 マジックを振り返る コメント (2)
プレーンシフトと言えば、なんといっても≪火炎舌のカヴー≫を(いい意味でも悪い意味でも)一番に思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
このカードの存在が環境に与えた影響はあまりに大きく、”タフ4以下のクリーチャーはクリーチャーではない”という皮肉めいた冗談まで出来たくらいです。
特にプレーンシフトのテーマの一つであるクリーチャーを自主的にバウンスしてCIPを使いまわす”開門”能力とのシナジーもあり、大暴れしました。
ファイアーズが好きな人は非常に良い環境、嫌いだった人には…。
十人十色の思い出が有りそうですね。
また、地味にmtgでは珍しいfoilでの絵違いが存在するエキスパンションでもあります。
≪タールルームの勇士ターンガース≫、≪飛翔艦ウェザーライト≫、≪堕落した者アーテイ≫は通常版とイラストが変わっているので比較してみると面白いかもしれません。
今回もありがとうございました。
このカードの存在が環境に与えた影響はあまりに大きく、”タフ4以下のクリーチャーはクリーチャーではない”という皮肉めいた冗談まで出来たくらいです。
特にプレーンシフトのテーマの一つであるクリーチャーを自主的にバウンスしてCIPを使いまわす”開門”能力とのシナジーもあり、大暴れしました。
ファイアーズが好きな人は非常に良い環境、嫌いだった人には…。
十人十色の思い出が有りそうですね。
また、地味にmtgでは珍しいfoilでの絵違いが存在するエキスパンションでもあります。
≪タールルームの勇士ターンガース≫、≪飛翔艦ウェザーライト≫、≪堕落した者アーテイ≫は通常版とイラストが変わっているので比較してみると面白いかもしれません。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(インベイジョン編)
2018年7月17日 マジックを振り返る コメント (3)
多色化を奨励した、後のアラーラやタルキール、ラヴニカの大先輩ともいえるブロックです。
ここで作られたメカニズムは非常に優秀で、その後の歴史でも度々再利用(あるいはリメイク)されています。
特にキッカーはかなり使い勝手が良く、というか全部キッカーでいいじゃんってなってしまうからかやれ多重キッカーだのやれ超過だの実質キッカーみたいなメカニズムがあるほどです。
カードパワーの方も≪嘘か真か≫や≪ヤヴィマヤの火≫など強力で人気のあるものが複数あり、当時のマジック人気が非常に高くなった立役者のブロックとも言えます。
それでいて禁止や制限を食らったのが≪嘘か真か≫くらいなので良いバランスですね。
今回もありがとうございました。
ここで作られたメカニズムは非常に優秀で、その後の歴史でも度々再利用(あるいはリメイク)されています。
特にキッカーはかなり使い勝手が良く、というか全部キッカーでいいじゃんってなってしまうからかやれ多重キッカーだのやれ超過だの実質キッカーみたいなメカニズムがあるほどです。
カードパワーの方も≪嘘か真か≫や≪ヤヴィマヤの火≫など強力で人気のあるものが複数あり、当時のマジック人気が非常に高くなった立役者のブロックとも言えます。
それでいて禁止や制限を食らったのが≪嘘か真か≫くらいなので良いバランスですね。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(スターター2000編)
2018年7月7日 マジックを振り返る コメント (3)
ポータルから続く、初心者向けセットの最終セットです。
他の初心者向けと違って、(一部のカードには6版、特典のロウクスにはネメシスのシンボルが付いています)固有のエキスパンションシンボルが無いのが特徴。
内容物は完全に固定で、ブースターパックなどもない、7版以降のスターターセットの先駆けのような内容になっています。
スターターの構築済みから引き続き、レア枠に訓練されたオーグとヴィザードリックスという完全なバニラが居るのが前後のセットとの嫌な繋がりを感じますね…。
これと言って強力なカードが無いので、ポータルなどと違い殆ど話題に上らないやや(というかmtg史上最大級なんじゃないか?)地味なセットというのが世間の認識です。
当時も今も、同梱のライフカウンターの方が本体のセットかもしれませんね。
今回もありがとうございました。
他の初心者向けと違って、(一部のカードには6版、特典のロウクスにはネメシスのシンボルが付いています)固有のエキスパンションシンボルが無いのが特徴。
内容物は完全に固定で、ブースターパックなどもない、7版以降のスターターセットの先駆けのような内容になっています。
スターターの構築済みから引き続き、レア枠に訓練されたオーグとヴィザードリックスという完全なバニラが居るのが前後のセットとの嫌な繋がりを感じますね…。
これと言って強力なカードが無いので、ポータルなどと違い殆ど話題に上らないやや(というかmtg史上最大級なんじゃないか?)地味なセットというのが世間の認識です。
当時も今も、同梱のライフカウンターの方が本体のセットかもしれませんね。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(プロフェシー編)
2018年7月1日 マジックを振り返る コメント (2)
マスクスブロック最後のエキスパンションで、歴代で最弱と言われる不名誉なエキスパンションとしても有名です。
当時としても使われたカードは少なく、現在のトーナメントシーンとなると更に少なく、というかリスティックの研究と胞子カエルの2枚しか見る事はありません。(しかも両方コモンカード、アンコモン以上に当たり枠は無いと言っていいでしょう)
当時でさえアンコモンのキマイラ像がトップレア呼ばわりされる程度にはレアが弱いです。
特に冬月台地は「マナが出る土地でも最悪」などと揶揄され、18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Timeでも27位に入賞する始末。
流石にSorrow’s Pathには負けていますが、マナが生み出せる土地なのにここまで低評価なのはある意味で凄いです。
同ブロックが非常にバランスの取れた名エキスパンションで構成されていただけに、殊更酷評されるセットだと言えますね。
ある意味では割を食ったとも表現できます。
もっとも、強い方向でバランスを崩していたらそれはそれで困っていたので必要以上に弱くしてしまったのかもしれませんが。
今回もありがとうございました。
当時としても使われたカードは少なく、現在のトーナメントシーンとなると更に少なく、というかリスティックの研究と胞子カエルの2枚しか見る事はありません。(しかも両方コモンカード、アンコモン以上に当たり枠は無いと言っていいでしょう)
当時でさえアンコモンのキマイラ像がトップレア呼ばわりされる程度にはレアが弱いです。
特に冬月台地は「マナが出る土地でも最悪」などと揶揄され、18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Timeでも27位に入賞する始末。
流石にSorrow’s Pathには負けていますが、マナが生み出せる土地なのにここまで低評価なのはある意味で凄いです。
同ブロックが非常にバランスの取れた名エキスパンションで構成されていただけに、殊更酷評されるセットだと言えますね。
ある意味では割を食ったとも表現できます。
もっとも、強い方向でバランスを崩していたらそれはそれで困っていたので必要以上に弱くしてしまったのかもしれませんが。
今回もありがとうございました。
マジックを振り返る(ネメシス編)
2018年6月26日 マジックを振り返る コメント (2)
マスクスブロックの小型エキスパンションとして発売されたのがネメシスです。
今ではおなじみになった、小型エキスパンションで大型エキスパンションに存在しなかった新規能力が追加された最初のエキスパンションでもあります。
その追加された能力が当時活躍した消散。
ファイアーズを代表として強力さを如何なく発揮した名能力です。
全体の特徴としては、前述の消散持ちの≪はじける子嚢≫、≪パララクスの潮流≫をはじめ、強力なレアが一通りそろっているのが特徴です。
一方で≪蒼ざめた月≫という18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Timeのワースト1位に選ばれるようなカスレアが存在するという天国と地獄が同居したようなギャンブル性のあるパックでもありました。
現代では特に高額カードも無く、≪蒼ざめた月≫が出たくらいの事は笑い話で済みますが、当時のプレイヤーは堪ったものではなかったのです。
エキスパンション名のネメシスは、mtgプレイヤーの天敵、カスレアの事を指していたのかもしれませんね(注;エヴィンカーの事です)
今回もありがとうございました。
今ではおなじみになった、小型エキスパンションで大型エキスパンションに存在しなかった新規能力が追加された最初のエキスパンションでもあります。
その追加された能力が当時活躍した消散。
ファイアーズを代表として強力さを如何なく発揮した名能力です。
全体の特徴としては、前述の消散持ちの≪はじける子嚢≫、≪パララクスの潮流≫をはじめ、強力なレアが一通りそろっているのが特徴です。
一方で≪蒼ざめた月≫という18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Timeのワースト1位に選ばれるようなカスレアが存在するという天国と地獄が同居したようなギャンブル性のあるパックでもありました。
現代では特に高額カードも無く、≪蒼ざめた月≫が出たくらいの事は笑い話で済みますが、当時のプレイヤーは堪ったものではなかったのです。
エキスパンション名のネメシスは、mtgプレイヤーの天敵、カスレアの事を指していたのかもしれませんね(注;エヴィンカーの事です)
今回もありがとうございました。