マジックを振り返る(ポータル編)
マジックを振り返る(ポータル編)
マジックを振り返る(ポータル編)
ポータルはマジック初心者向けの入門セットとして発売されたセットで、当時は”マジックではない別のカードゲーム”という扱いでした。
このコンセプトで作られたセットはポータルシリーズと言い、全部で3作作られています。
現在ではレガシー以下の環境で使用可能になり、生産数が少なかったこともあって一部の有用カードはそこそこ高騰しています。
初心者にわかりやすくするためにP/Tの横に剣と盾のマークが有ったりとデザイン的に色々工夫されているのもこのセットの特徴ですが、通常のマジックとの最大の相違点はやはり”インスタントが存在しないこと”でしょう。
(ただし現在ではエラッタでインスタントに変更されているカードはあります)
また、用語もより直観的なライブラリー=デッキ、墓地=捨て札置き場などに直されています。
当然ながら、当時はトーナメントで使う事の出来ない(使えたとしても再録組以外にお呼びがかかるかはやや疑問ですが)このセットはプレイヤーの関心をあまり引く事ができず、商業的には失敗だったと今日では語られています。
(ソーサリー化したことで弱体化してしまっていますが)このセット固有の教示者があり、オリジナルよりも希少なせいで(不思議な話ですが)劣化版であるはずのこちらの教示者がオリジナルのそれよりも高額で取引されることもしばしば。
総じて、(初心者向けと売り出した結果としてはやや皮肉めいてますが)現在ではEDH好きの玄人好みのセットと言えるでしょう。
今回もありがとうございました!

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