キーワード能力解説:第2回 波及
2017年5月14日 キーワード能力紹介 コメント (2)
第2回は”波及”。
早速モミールで一切関係のないキーワードが出ました。(クリーチャーで素で持っているものがいない)
能力の内容は”あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたは自分のライブラリーの一番上からX枚、あるいは、あなたのライブラリーのカードがX枚未満の場合はあなたのライブラリーのすべてのカードを公開してもよい。これによりあなたのライブラリーのカードを公開した場合、あなたはそれらのカードのうち、この呪文と同じカード名のカードを好きな枚数だけマナ・コストを支払わずに唱えてもよい。その後これにより公開されて唱えられなかったすべてのカードを、あなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。”というもの。
分かりやすく言えば、呪文を唱えた時に運が良ければもう一発、そこからさらに連鎖していくかも!?と、かなりフレーバー的にもわかりやすい能力になっています。
地味に誘発型能力なので、続唱などと同じく、呪文そのものが打ち消されても波及自体は問題なく解決されます。
コールドスナップにしか存在しないキーワードで、うねるサイクルの各色+織端の石の計6枚にしかありませんが(しかも数値は全部4)、その数のわりに有名な能力だと思われます。
理由はこの内の2枚のカードがあまりにも有名だから。
そこはこの後のカード紹介で解説していきます。
スターライトマナバーンで波及4のうねる炎に織端の石でさらに波及4を付けるというネタデッキが紹介されていたのが個人的には印象深いです。
さて、それではカードを紹介させていただきます。
まずはこれ、前述から少し触れていた”うねる炎”。
Surging Flame / うねる炎 (1)(赤)
インスタント
波及4(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたは自分のライブラリーの一番上から4枚のカードを公開してもよい。あなたは公開されたカードの中から、この呪文と同じ名前を持つカードを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。残りのカードをあなたのライブラリーの一番下に置く。)
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。うねる炎はそれに2点のダメージを与える。
ある理由で圧倒的な知名度のあるカードです。
その理由とは”タイプ0”。
タイプ0とはヴィンテージを超える圧倒的な自由度、要するに禁止・制限カード、枚数制限一切なしのほぼ思考実験みたいなフォーマットです。
そこでの最強デッキの一つがこのうねる炎デッキ。
内容は簡単、デッキの半分をうねる炎、もう半分を猿人の指導霊にして先手だろうが後手だろうがいきなりキルまで持っていくというデッキです。
馬鹿馬鹿しいですが、強いですね。
もっとも、よっぽど運が悪いとマリガンしまくったが炎が見つからない(逆も然り)、最初の波及4でゴリラしかめくれない、という事が起きうるのがこのデッキ。
他の2つの最強デッキ”ドロスの大長”、”超速攻ナメクジ”に比べて運の要素が欠片でもあるのも人気の秘訣でしょう。
もう1枚は”織端の石”。
こちらもある意味ですごく有名なカードです。
Thrumming Stone / 織端の石 (5)
伝説のアーティファクト
あなたがコントロールする呪文は波及4を持つ。(あなたが呪文を唱えたとき、あなたは自分のライブラリーの一番上から4枚のカードを公開してもよい。あなたは公開されたカードの中から、その呪文と同じ名前を持つカードを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。残りのカードをあなたのライブラリーの一番下に置く。)
すべての呪文に波及4を付けるというアーティファクト。
主に使われるのはモダン、統率者でです。
ハイランダー構築の統率者で何故波及カードを入れるのか?それはある2枚のカードの存在が理由です。
そう、”影生まれの使徒”と”執拗なネズミ”ですね。
これらのカードはデッキに何枚でも積めるという非常に特殊な効果を持っています。(原則カードテキストはルールよりも優先されるの代表的な能力ですね)
デッキの3分の1から2をこれにして織端の石を置き、唱えれば盤面をネズミ、デーモンだらけに出来るという事です。
凄く変な悪用をされる能力でしたね…
今回もありがとうございました!次回もよろしくお願いします。
早速モミールで一切関係のないキーワードが出ました。(クリーチャーで素で持っているものがいない)
能力の内容は”あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたは自分のライブラリーの一番上からX枚、あるいは、あなたのライブラリーのカードがX枚未満の場合はあなたのライブラリーのすべてのカードを公開してもよい。これによりあなたのライブラリーのカードを公開した場合、あなたはそれらのカードのうち、この呪文と同じカード名のカードを好きな枚数だけマナ・コストを支払わずに唱えてもよい。その後これにより公開されて唱えられなかったすべてのカードを、あなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。”というもの。
分かりやすく言えば、呪文を唱えた時に運が良ければもう一発、そこからさらに連鎖していくかも!?と、かなりフレーバー的にもわかりやすい能力になっています。
地味に誘発型能力なので、続唱などと同じく、呪文そのものが打ち消されても波及自体は問題なく解決されます。
コールドスナップにしか存在しないキーワードで、うねるサイクルの各色+織端の石の計6枚にしかありませんが(しかも数値は全部4)、その数のわりに有名な能力だと思われます。
理由はこの内の2枚のカードがあまりにも有名だから。
そこはこの後のカード紹介で解説していきます。
スターライトマナバーンで波及4のうねる炎に織端の石でさらに波及4を付けるというネタデッキが紹介されていたのが個人的には印象深いです。
さて、それではカードを紹介させていただきます。
まずはこれ、前述から少し触れていた”うねる炎”。
Surging Flame / うねる炎 (1)(赤)
インスタント
波及4(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたは自分のライブラリーの一番上から4枚のカードを公開してもよい。あなたは公開されたカードの中から、この呪文と同じ名前を持つカードを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。残りのカードをあなたのライブラリーの一番下に置く。)
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。うねる炎はそれに2点のダメージを与える。
ある理由で圧倒的な知名度のあるカードです。
その理由とは”タイプ0”。
タイプ0とはヴィンテージを超える圧倒的な自由度、要するに禁止・制限カード、枚数制限一切なしのほぼ思考実験みたいなフォーマットです。
そこでの最強デッキの一つがこのうねる炎デッキ。
内容は簡単、デッキの半分をうねる炎、もう半分を猿人の指導霊にして先手だろうが後手だろうがいきなりキルまで持っていくというデッキです。
馬鹿馬鹿しいですが、強いですね。
もっとも、よっぽど運が悪いとマリガンしまくったが炎が見つからない(逆も然り)、最初の波及4でゴリラしかめくれない、という事が起きうるのがこのデッキ。
他の2つの最強デッキ”ドロスの大長”、”超速攻ナメクジ”に比べて運の要素が欠片でもあるのも人気の秘訣でしょう。
もう1枚は”織端の石”。
こちらもある意味ですごく有名なカードです。
Thrumming Stone / 織端の石 (5)
伝説のアーティファクト
あなたがコントロールする呪文は波及4を持つ。(あなたが呪文を唱えたとき、あなたは自分のライブラリーの一番上から4枚のカードを公開してもよい。あなたは公開されたカードの中から、その呪文と同じ名前を持つカードを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。残りのカードをあなたのライブラリーの一番下に置く。)
すべての呪文に波及4を付けるというアーティファクト。
主に使われるのはモダン、統率者でです。
ハイランダー構築の統率者で何故波及カードを入れるのか?それはある2枚のカードの存在が理由です。
そう、”影生まれの使徒”と”執拗なネズミ”ですね。
これらのカードはデッキに何枚でも積めるという非常に特殊な効果を持っています。(原則カードテキストはルールよりも優先されるの代表的な能力ですね)
デッキの3分の1から2をこれにして織端の石を置き、唱えれば盤面をネズミ、デーモンだらけに出来るという事です。
凄く変な悪用をされる能力でしたね…
今回もありがとうございました!次回もよろしくお願いします。
コメント
統率者を汚ないバルソーにしておけばリセットにも耐性できるぜ!
…ってやってたんですが、ぶっちゃけ毎回動きが同じ過ぎて自分も相手も早々に飽きてるムードになったので、組んで2ヶ月で解体しました。かなしいなあ。
使ってたのは骨齧りでしたが、自分も同じ経験がありますw