モダン白単エメリア(初心者向け記事)
2017年5月2日 モダン初心者向けデッキ解説
今回はモダン環境の白単エメリアを紹介したいと思います。
まずはレシピを見ながら基本の動きを解説します。
白単ライフゲイン サンプルレシピ
土地 24
平地/Plains 11
トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair 4
霧覆いの平地/Mistveil Plains 2
空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin 2
幽霊街/Ghost Quarter 4
魂の洞窟/Cavern of Souls 1
クリーチャー 18
砂の殉教者/Martyr of Sands 4
セラの高位僧/Serra Ascendant 4
雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer 2
戦隊の鷹/Squadron Hawk 4
イーオスのレインジャー/Ranger of Eos 4
インスタント 4
流刑への道/Path to Exile 4
ソーサリー 7
神の怒り/Wrath of God 4
再誕の宣言/Proclamation of Rebirth 3
エンチャント 6
ルーンの光輪/Runed Halo 1
払拭の光/Banishing Light 1
忘却の輪/Oblivion Ring 1
亡霊の牢獄/Ghostly Prison 4
このデッキは文字通り、ライフゲインにより6/6にサイズアップしたセラの高位僧をフィニッシャーにした白コントロールデッキです。
コンセプトが同じライフゲインのソウルシスターズとはよく混同され、同じカテゴリーに分類される事もありますが、実態は全くの別デッキです。
シスターズとは”姉妹を採用していない。代わりに砂の殉教者を採用している。”というのが最大の相違点。
それに伴なってアジャニの群れ仲間も入っていません。
シスターズがライフゲインというイベントで誘発型能力を誘発させることに重きを置き、ライフの総量自体はあまり重視しないのに対し、白単ライフゲインはライフの総量そのものを最重要視しています。
砂の殉教者のライフ回復効率は姉妹の比ではありません。
このクリーチャーを最大限に生かすためにこのデッキは組まれています。
CIPで手札の白いカードの枚数を最大3枚増やす戦隊の鷹、砂の殉教者とセラの高位僧の両方をサーチ出来るイーオスのレインジャー、砂の殉教者とセラの高位僧を何度も戦場にリアニメイトして使いまわす再誕の宣言etc・・・
では、別個にカードを見ていきましょう。
・トロウケアの敷石
壊れると平地サーチする伝説土地。
幽霊街をこれに起動することで平地と基本土地をマナの損失無しでサーチ出来るのがうれしい所。
”平地”サーチなので霧覆いの平地もサーチ対象です。
・霧覆いの平地
白いパーマネント2つ以上をコントロールしている時に墓地のカードをライブラリーボトムに戻すことが出来ます。
これで戦隊の鷹を戻す、CIPでぐるぐるループさせられます。
基本土地タイプ‐平地を持っているので色々なサーチの対象にもなります。
・空の遺跡、エメリア
平地が貯まると毎ターンリアニしてくる土地。
雨ざらしの旅人や自分に撃ったパスで土地を伸ばしきれれば超強力。
長期戦を想定しての採用。
・砂の殉教者
デッキの核。
1マナサクリファイスでハンドの白いカードを任意数公開、公開した数×3点ライフゲインします。(例、4枚公開で12点ゲイン)
彼女をぶんぶん使い回すためのありとあらゆる手段がこのデッキには用意されています。
・セラの高位僧
ライフ30を超すと6/6絆魂飛行になる1マナ生物。
この条件さえ達成できればかなりのハイコストパフォーマンス。
元が1マナなので砂の殉教者と共にイーオスでサーチ出来ます。
・雨ざらしの旅人
相手よりも土地が少ない時に好きな土地をサーチ出来る生き物。
自分のトロウケア、幽霊街のサーチへスタックで一時的にランドカウントの減ったタイミングでの起動が出来ます。
ピン刺しの色んなギミックが使えるのが良い所。
このデッキでは魂の洞窟でパーミッションへ立ち回れるように。
・戦隊の鷹
CIPで同名カードをサーチしてくる鳥。
1枚で3枚分白いカードを増やせるので砂の殉教者とは抜群の相性を誇ります。
フライヤーなのも戦場に出た後のチャンプ要因としてはそこそこ。
霧覆いの平地で無限ループも成立可能。
・イーオスのレインジャー
CIPで1マナ以下のクリーチャーを最大2枚サーチ出来るリクルーター。
殉教者パッケージを1枚でそろえる事ができる上、本体も4マナ3/2とまあ及第点な性能。
・神の怒り
言わずと知れたリセットカード。
自分は再誕の宣言、エメリアで恒常的なリアニメイトが出来るのでクリーチャーの多いこのデッキにも4積みが可能。
・再誕の宣言
3マナで1マナ以下のクリーチャーを3体までリアニ、予見(5)(白)で1体リアニというハイスペックなリアニ呪文。
通常のキャストは殉教者、高位僧を複数対並べるとかなり危ない効果。
予見も失敗メカニズムの汚名に恥じない嫌らしいループで相手の攻撃を捌ききってくれます。
・亡霊の牢獄
白いプロパガンダ。
相手のクリーチャーの攻撃を制限することで、序盤を凌ぎやすくしてくれます。
また、無限トークン系のコンボに多少なりとも耐性が付きます。
このデッキはかなり安定した動きで、キープもかなり楽です。
単色なのも相まってマリガンする確率は他のデッキに比べてかなり低いでしょう。
反面、白単色の対ビートダウンに寄せたデッキなのでコンボ系へのメインでの不利は否めません。
キープ基準は以下になります。
大半のコントロールデッキと同じく、序盤を凌げるか否かを基準にします。
具体的には砂の殉教者、亡霊の牢獄が有る、神の怒り及びそれを唱えるために3,4枚の土地が有る等ならキープです。
このデッキはハンドの白いカードの数が重要なのでよっぽどのことが無い限りマリガンしませんが、以下のようなハンドならマリガンします。
・殉教者はあっても有色のカードが0,1枚
・ハンドのカードが4マナ圏以降しかない
・土地しかない、土地が無い等の土地事故
ではサンプルのハンドを見てみましょう。
例、1
砂の殉教者、セラの高位僧、トロウケアの敷石、幽霊街、亡霊の牢獄、神の怒り×2
こちらはキープです。
ハンドに十分な白いカード、殉教者と高位僧のセット、中盤の牢獄と終盤のリセットがあると文句なしのキープです。
土地が2と土地事故が起きる可能性はありますが、殉教者でゲインして高位僧を立てれば土地を引くまでに死ぬという事は余り無いでしょう。
このデッキは2t目に6/6のセラの高位僧で殴るのが最高の動きです。
なので1t目セラの高位僧キャスト→2t目殉教者キャスト&生け贄で動きます。
ここでもう一枚白いカードを引けなければライフが29でギリギリ条件を満たすことができなくなりますが、高位僧のライフゲインで30に到達するのでそこまでの問題では無いです。
相手側に壁を立たせられ、尚且つ白いカードを引けなかった場合は殴らずにロングゲームにプラン変更しましょう。
例、2
雨ざらしの旅人、砂の殉教者、霧覆いの平地、平地×2、空の遺跡、エメリア、魂の洞窟
こちらは白いカードが足りないのでマリガンです。
トップからイーオスレインジャーや鷹を引ければカウントを増やせますがマリガンの方が良いでしょう。
砂の殉教者は白いカードが無いと回復できない上に、このハンドだとマナを伸ばしたところでイーオスのレインジャーなどを引けなければ無意味です。
例、3
戦隊の鷹、砂の殉教者、平地×3、空の遺跡、エメリア、トロウケアの敷石
こちらはギリギリキープです。
白いカードが足りないように見えますが、戦隊の鷹はCIPで3枚に増えるので、何もなければ最低9点のゲインは保証されています。
1t目:エメリアセット→2t目:ランドセットから鷹プレイで鷹×3サーチ、土地をディスカード→3t目:殉教者で最低9点ゲインという動きが出来ます。
このレシピはかなりベーシックなもので、最近結果を残したものは世界のるつぼや偽りの希望の神が入っていてまた違ったレシピになっているようです。
ですが、今回は基本形を紹介させていただきました。
今回はここまでです。お読みいただきありがとうございました。
まずはレシピを見ながら基本の動きを解説します。
白単ライフゲイン サンプルレシピ
土地 24
平地/Plains 11
トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair 4
霧覆いの平地/Mistveil Plains 2
空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin 2
幽霊街/Ghost Quarter 4
魂の洞窟/Cavern of Souls 1
クリーチャー 18
砂の殉教者/Martyr of Sands 4
セラの高位僧/Serra Ascendant 4
雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer 2
戦隊の鷹/Squadron Hawk 4
イーオスのレインジャー/Ranger of Eos 4
インスタント 4
流刑への道/Path to Exile 4
ソーサリー 7
神の怒り/Wrath of God 4
再誕の宣言/Proclamation of Rebirth 3
エンチャント 6
ルーンの光輪/Runed Halo 1
払拭の光/Banishing Light 1
忘却の輪/Oblivion Ring 1
亡霊の牢獄/Ghostly Prison 4
このデッキは文字通り、ライフゲインにより6/6にサイズアップしたセラの高位僧をフィニッシャーにした白コントロールデッキです。
コンセプトが同じライフゲインのソウルシスターズとはよく混同され、同じカテゴリーに分類される事もありますが、実態は全くの別デッキです。
シスターズとは”姉妹を採用していない。代わりに砂の殉教者を採用している。”というのが最大の相違点。
それに伴なってアジャニの群れ仲間も入っていません。
シスターズがライフゲインというイベントで誘発型能力を誘発させることに重きを置き、ライフの総量自体はあまり重視しないのに対し、白単ライフゲインはライフの総量そのものを最重要視しています。
砂の殉教者のライフ回復効率は姉妹の比ではありません。
このクリーチャーを最大限に生かすためにこのデッキは組まれています。
CIPで手札の白いカードの枚数を最大3枚増やす戦隊の鷹、砂の殉教者とセラの高位僧の両方をサーチ出来るイーオスのレインジャー、砂の殉教者とセラの高位僧を何度も戦場にリアニメイトして使いまわす再誕の宣言etc・・・
では、別個にカードを見ていきましょう。
・トロウケアの敷石
壊れると平地サーチする伝説土地。
幽霊街をこれに起動することで平地と基本土地をマナの損失無しでサーチ出来るのがうれしい所。
”平地”サーチなので霧覆いの平地もサーチ対象です。
・霧覆いの平地
白いパーマネント2つ以上をコントロールしている時に墓地のカードをライブラリーボトムに戻すことが出来ます。
これで戦隊の鷹を戻す、CIPでぐるぐるループさせられます。
基本土地タイプ‐平地を持っているので色々なサーチの対象にもなります。
・空の遺跡、エメリア
平地が貯まると毎ターンリアニしてくる土地。
雨ざらしの旅人や自分に撃ったパスで土地を伸ばしきれれば超強力。
長期戦を想定しての採用。
・砂の殉教者
デッキの核。
1マナサクリファイスでハンドの白いカードを任意数公開、公開した数×3点ライフゲインします。(例、4枚公開で12点ゲイン)
彼女をぶんぶん使い回すためのありとあらゆる手段がこのデッキには用意されています。
・セラの高位僧
ライフ30を超すと6/6絆魂飛行になる1マナ生物。
この条件さえ達成できればかなりのハイコストパフォーマンス。
元が1マナなので砂の殉教者と共にイーオスでサーチ出来ます。
・雨ざらしの旅人
相手よりも土地が少ない時に好きな土地をサーチ出来る生き物。
自分のトロウケア、幽霊街のサーチへスタックで一時的にランドカウントの減ったタイミングでの起動が出来ます。
ピン刺しの色んなギミックが使えるのが良い所。
このデッキでは魂の洞窟でパーミッションへ立ち回れるように。
・戦隊の鷹
CIPで同名カードをサーチしてくる鳥。
1枚で3枚分白いカードを増やせるので砂の殉教者とは抜群の相性を誇ります。
フライヤーなのも戦場に出た後のチャンプ要因としてはそこそこ。
霧覆いの平地で無限ループも成立可能。
・イーオスのレインジャー
CIPで1マナ以下のクリーチャーを最大2枚サーチ出来るリクルーター。
殉教者パッケージを1枚でそろえる事ができる上、本体も4マナ3/2とまあ及第点な性能。
・神の怒り
言わずと知れたリセットカード。
自分は再誕の宣言、エメリアで恒常的なリアニメイトが出来るのでクリーチャーの多いこのデッキにも4積みが可能。
・再誕の宣言
3マナで1マナ以下のクリーチャーを3体までリアニ、予見(5)(白)で1体リアニというハイスペックなリアニ呪文。
通常のキャストは殉教者、高位僧を複数対並べるとかなり危ない効果。
予見も失敗メカニズムの汚名に恥じない嫌らしいループで相手の攻撃を捌ききってくれます。
・亡霊の牢獄
白いプロパガンダ。
相手のクリーチャーの攻撃を制限することで、序盤を凌ぎやすくしてくれます。
また、無限トークン系のコンボに多少なりとも耐性が付きます。
このデッキはかなり安定した動きで、キープもかなり楽です。
単色なのも相まってマリガンする確率は他のデッキに比べてかなり低いでしょう。
反面、白単色の対ビートダウンに寄せたデッキなのでコンボ系へのメインでの不利は否めません。
キープ基準は以下になります。
大半のコントロールデッキと同じく、序盤を凌げるか否かを基準にします。
具体的には砂の殉教者、亡霊の牢獄が有る、神の怒り及びそれを唱えるために3,4枚の土地が有る等ならキープです。
このデッキはハンドの白いカードの数が重要なのでよっぽどのことが無い限りマリガンしませんが、以下のようなハンドならマリガンします。
・殉教者はあっても有色のカードが0,1枚
・ハンドのカードが4マナ圏以降しかない
・土地しかない、土地が無い等の土地事故
ではサンプルのハンドを見てみましょう。
例、1
砂の殉教者、セラの高位僧、トロウケアの敷石、幽霊街、亡霊の牢獄、神の怒り×2
こちらはキープです。
ハンドに十分な白いカード、殉教者と高位僧のセット、中盤の牢獄と終盤のリセットがあると文句なしのキープです。
土地が2と土地事故が起きる可能性はありますが、殉教者でゲインして高位僧を立てれば土地を引くまでに死ぬという事は余り無いでしょう。
このデッキは2t目に6/6のセラの高位僧で殴るのが最高の動きです。
なので1t目セラの高位僧キャスト→2t目殉教者キャスト&生け贄で動きます。
ここでもう一枚白いカードを引けなければライフが29でギリギリ条件を満たすことができなくなりますが、高位僧のライフゲインで30に到達するのでそこまでの問題では無いです。
相手側に壁を立たせられ、尚且つ白いカードを引けなかった場合は殴らずにロングゲームにプラン変更しましょう。
例、2
雨ざらしの旅人、砂の殉教者、霧覆いの平地、平地×2、空の遺跡、エメリア、魂の洞窟
こちらは白いカードが足りないのでマリガンです。
トップからイーオスレインジャーや鷹を引ければカウントを増やせますがマリガンの方が良いでしょう。
砂の殉教者は白いカードが無いと回復できない上に、このハンドだとマナを伸ばしたところでイーオスのレインジャーなどを引けなければ無意味です。
例、3
戦隊の鷹、砂の殉教者、平地×3、空の遺跡、エメリア、トロウケアの敷石
こちらはギリギリキープです。
白いカードが足りないように見えますが、戦隊の鷹はCIPで3枚に増えるので、何もなければ最低9点のゲインは保証されています。
1t目:エメリアセット→2t目:ランドセットから鷹プレイで鷹×3サーチ、土地をディスカード→3t目:殉教者で最低9点ゲインという動きが出来ます。
このレシピはかなりベーシックなもので、最近結果を残したものは世界のるつぼや偽りの希望の神が入っていてまた違ったレシピになっているようです。
ですが、今回は基本形を紹介させていただきました。
今回はここまでです。お読みいただきありがとうございました。
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