アモンケットで久々にサイクリングが収録されたので、かつての名サイクリング持ちカードに付いての昔語りなどを。
≪正義の命令≫はスカ―ジの命令サイクル出身で、当時はサイクル内最強と謳われました。
テキストはこちら。
正義の命令/Decree of Justice (X)(X)(2)(白)(白)
ソーサリー
白の4/4の飛行を持つ天使(Angel)クリーチャー・トークンをX体生成する。
サイクリング(2)(白)((2)(白),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが正義の命令をサイクリングしたとき、あなたは(X)を支払ってもよい。そうした場合、白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをX体生成する。
このカードは大体の場合、天使を生成するよりもサイクリングで兵士を呼び出します。
最大の強みは”サイクリングに誘発でトークンを生成する”事。
インスタントタイミングで、通常のカウンターで打ち消されずにトークンを大量に生成できることの強さはコントロールを使ったことのある方なら誰でも想像に難しくないでしょう。
勿論、サイクリング故ドローもあります。キャントリップが付いているようなものですね。
少し乱暴ですが、実質的には
正義の命令/Decree of Justice (X)(2)(白)
インスタント
白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをX体生成する。
この呪文は打ち消されない。
カードを一枚引く。
こんな感じのカードというわけですね。
実はこのカード、近年でもエターナルフォーマットで活躍しています。
多くの方が”嘘つけ、レガシーでこんなカード見たことなんてないぞ”と思われるでしょう。
そうですね、私も見たことが有りません。レガシーではね。
エターナルにはもう一つのフォーマット、そう、ヴィンテージが有ります。
このカードが何故、何のデッキでヴィンテージに使われているのか?
その理由は≪行き詰まり/Standstill≫というカードにあります。
このカードは2マナのエンチャント、で”プレイヤーが呪文を唱えるとそのプレイヤーの対戦相手に3ドローさせる”という効果を持ったカードです。
ヴィンテージではこれを軸にしたデッキ、ランドスティルが存在します。
ランドスティルは名前の通り、行き詰まりで呪文を縛り、ランド、つまり露天鉱床や不毛の大地でマナを縛り、相手が身動きが取れなくなったところをミシュラランドで止めを刺す、と言ったデッキです。
相手がシビレを切らして呪文を唱えれば3ドロー、かといって何もしないのであればランドスティルはマナベースを壊しながらじわじわとライフを削ってくるというなかなかいやらしいロックデッキですね。
このデッキのフィニッシャーは当然、唱えなくても相手を倒せるカードでなくてはいけません。(最も、最近では約束された終末、エムラクールという例外もいますが)
多くの場合その枠はミシュラランドですが、それ以外のものもあります。
そこでこの≪正義の命令≫の出番というわけですね!
前述の通り、唱えずに、大量のトークンを、インスタントタイミングで、ドロー付きで、生成できるこのカードに白羽の矢が立ったというわけです。
意志の力は勿論、ヴィンテージ特有のカウンター(マナドレイン、精神的つまづきなど)のほぼすべてが通じないのもかなりのアドバンテージ。(普通はもみ消しなどが採られる環境ではないです)
正義の命令、どうだったでしょうか。
意外なカードが意外な使われ方をしているのを知るとなんだかうれしくなりませんか?
こういうかつての名カードが未だに頑張ってるのを知るのは本当にいいものですね!
今回もありがとうございました!
≪正義の命令≫はスカ―ジの命令サイクル出身で、当時はサイクル内最強と謳われました。
テキストはこちら。
正義の命令/Decree of Justice (X)(X)(2)(白)(白)
ソーサリー
白の4/4の飛行を持つ天使(Angel)クリーチャー・トークンをX体生成する。
サイクリング(2)(白)((2)(白),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが正義の命令をサイクリングしたとき、あなたは(X)を支払ってもよい。そうした場合、白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをX体生成する。
このカードは大体の場合、天使を生成するよりもサイクリングで兵士を呼び出します。
最大の強みは”サイクリングに誘発でトークンを生成する”事。
インスタントタイミングで、通常のカウンターで打ち消されずにトークンを大量に生成できることの強さはコントロールを使ったことのある方なら誰でも想像に難しくないでしょう。
勿論、サイクリング故ドローもあります。キャントリップが付いているようなものですね。
少し乱暴ですが、実質的には
正義の命令/Decree of Justice (X)(2)(白)
インスタント
白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをX体生成する。
この呪文は打ち消されない。
カードを一枚引く。
こんな感じのカードというわけですね。
実はこのカード、近年でもエターナルフォーマットで活躍しています。
多くの方が”嘘つけ、レガシーでこんなカード見たことなんてないぞ”と思われるでしょう。
そうですね、私も見たことが有りません。レガシーではね。
エターナルにはもう一つのフォーマット、そう、ヴィンテージが有ります。
このカードが何故、何のデッキでヴィンテージに使われているのか?
その理由は≪行き詰まり/Standstill≫というカードにあります。
このカードは2マナのエンチャント、で”プレイヤーが呪文を唱えるとそのプレイヤーの対戦相手に3ドローさせる”という効果を持ったカードです。
ヴィンテージではこれを軸にしたデッキ、ランドスティルが存在します。
ランドスティルは名前の通り、行き詰まりで呪文を縛り、ランド、つまり露天鉱床や不毛の大地でマナを縛り、相手が身動きが取れなくなったところをミシュラランドで止めを刺す、と言ったデッキです。
相手がシビレを切らして呪文を唱えれば3ドロー、かといって何もしないのであればランドスティルはマナベースを壊しながらじわじわとライフを削ってくるというなかなかいやらしいロックデッキですね。
このデッキのフィニッシャーは当然、唱えなくても相手を倒せるカードでなくてはいけません。(最も、最近では約束された終末、エムラクールという例外もいますが)
多くの場合その枠はミシュラランドですが、それ以外のものもあります。
そこでこの≪正義の命令≫の出番というわけですね!
前述の通り、唱えずに、大量のトークンを、インスタントタイミングで、ドロー付きで、生成できるこのカードに白羽の矢が立ったというわけです。
意志の力は勿論、ヴィンテージ特有のカウンター(マナドレイン、精神的つまづきなど)のほぼすべてが通じないのもかなりのアドバンテージ。(普通はもみ消しなどが採られる環境ではないです)
正義の命令、どうだったでしょうか。
意外なカードが意外な使われ方をしているのを知るとなんだかうれしくなりませんか?
こういうかつての名カードが未だに頑張ってるのを知るのは本当にいいものですね!
今回もありがとうございました!
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