バントタイムワープ(モダン)
2017年3月1日 Magic: The Gathering
ツイッターでの予告通り、本日の晴れる屋平日モダンで使用したバントタイムワープを紹介致します!
土地 24枚
冠雪の島/Snow-Covered Island 2
島/Island 3
森/Forest 3
溢れかえる岸辺/Flooded Strand 4
霧深い雨林/Misty Rainforest 3
繁殖池/Breeding Pool 4
神聖なる泉/Hallowed Fountain 1
寺院の庭/Temple Garden 1
樹上の村/Treetop Village 1
フェアリーの集会場/Faerie Conclave 1
海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea 1
クリーチャー 11枚
ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy 4
貴族の教主/Noble Hierarch 4
クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix 3
インスタント 5枚
万の眠り/Gigadrowse 1
オジュタイの命令/Ojutai’s Command 2
謎めいた命令/Cryptic Command 2
ソーサリー 15枚
探検/Explore 4
時間のねじれ/Time Warp 4
水の帳の分離/Part the Waterveil 1
永劫での歩み/Walk the Aeons 4
過ぎ去った季節/Seasons Past 2
エンチャント 4枚
楽園の拡散/Utopia Sprawl 4
プレインズウォーカー 1枚
野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker 1
サイドボード 15枚
払拭/Dispel 2
広がりゆく海/Spreading Seas 2
ジャディの横枝/Jaddi Offshoot 2
至高の評決/Supreme Verdict 2
差し戻し/Remand 2
大祖始の遺産/Relic of Progenitus 2
法の定め/Rule of Law 1
翻弄する魔道士/Meddling Mage 1
ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall 1
”土地になんで冠雪が?”とか”≪霧深い雨林≫4じゃないの?”、”サイドボード適当過ぎない?”とかいろいろあると思いますがご容赦を。
冠雪が入っているのは単純に筆者の好みでのイラストによる採用なので島で全く問題ありません。
別に≪占術の岩床≫やらが入ってるわけではないです。
≪霧深い雨林≫が3なのはレガシーにパーツを取られた結果です。
良い子のみんなは3枚で妥協せずにちゃんと4枚入れようね!
雨林に限らず、それ以外の青絡みフェッチもちゃんとばらけさせてなかったり土地基盤は結構適当なので弄った方がいいと思います。
サイドボードがダメなのはモダンの環境理解が全く足りてない証拠です…。
今日の感想で言うと
・ファクト系デッキ全般に強烈に刺さる上に自分は一切被害を受けない≪石のような静寂≫を積み忘れてるのは致命的です
・≪至高の評決≫は色拘束的に非常に唱え辛く、パーミッション相手には採用しないので”打ち消されない”の必要性は低いと感じました。ビート対策枠には≪罠の橋≫の方がいいかもしれません。
・純鋼対策に≪翻弄する魔道士≫、≪法の定め≫を取りましたが≪翻弄する魔道士≫の方は要らなかったですね。≪法の定め≫2枚の方がいいです。
サイドに関してはこんな所です。
閑話休題。
ではそろそろメインデッキの詳細を見ていきましょう。
まずはこのデッキのエース、≪ヴリンの神童、ジェイス≫。
ルーティング能力持ちの表面と、フラッシュバック的な〔-3〕能力持ちの裏面を併せ持つクリーチャーです。
このデッキでは兎にも角にも〔-3〕能力が超重要。
タイムワープ系、≪過ぎ去った季節≫を墓地から唱えられれば追加ターンが繋がり続ける可能性がぐーんと上がります。
余談ですが≪過ぎ去った季節≫、≪永劫での歩み≫(バイバック時)は解決時にライブラリーボトム、ハンドに加わるので〔-3〕能力で唱えても追放されないです。
これを知っておくとハンドの追加ターンカードが足りない時に役に立ちます。
〔-9〕の奥義も”呪文を唱えるたび相手のライブラリーを削る”紋章を得るというもので、このデッキでは重要なエンドカードとしての役割も兼ねています。
ご存知の通りPWの能力は1ターン1体1回までですが、追加ターンを得まくるこのデッキなら奥義まで到達することは珍しいことではないです。
この紋章を得た状態で追加ターン呪文を撃っているだけで勝利できるという立派なフィニッシャーです。
続いてはオーソドックスな追加ターン呪文、≪時間のねじれ≫。
非常にシンプルなカードでテキストは”プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはこのターンに続いて追加の1ターンを行う。”だけ。
所謂、”テキストの短いカードは強い”を地で行くスペルですね。
モダンの追加ターン系では(直ぐに唱えられるものの中では)最も軽く5マナ、後の世に現れた亜種達と違い”キャスト後に追放される”という一文が入っていないという所が特徴です。
当たり前ですが、追放されずに墓地へ行けるのならジェイスのFB能力の対象にできるという事です。
モダンのタイムワープデッキなら型の違いはあれど、みんなこのカードは4枚採用ではないでしょうか?
タイムワープ亜種、その1≪永劫での歩み≫。
コストは6マナ、島3個をコストにバイバックが付いています。
こちらも後の物と違い”キャスト後に追放”されないものです。
おまけに前述の通りジェイスのFBはバイバック時には追放されないのでかなりのお得。
FB&バイバックで回収した後には通常キャストとサイドのジェイスFB併せて2回もの追加ターンが保証されるすごい奴。
しかし、バイバックはコストはかなり重ためなのでデッキが回り切ってから用ですね。
それまでは1マナ重くなった≪時間のねじれ≫として扱うことがほとんどです。
タイムワープ亜種その2≪水の帳の分離≫。
こちらは残念ながらキャスト後に追放されます。
しかしこのカードには他の追加ターンにはない強みがあります!
それはキーワード能力、覚醒。
覚醒コストで唱えた時に土地に+1/+1カウンターを乗せてクリーチャー化する能力です。
これの場合は覚醒コストは9マナで+1/+1カウンターは6個乗ります。
追加ターンを得ながらそのターン毎に6/6が殴ってくれば大抵の相手は音を上げるでしょう。
このデッキの貴重なフィニッシャー枠の1つなのでなるべく覚醒で撃ちましょう。
また、カウンターを乗せる先も”割られづらいベーシック”や”飛行、トランプルを持つミシュラン”と状況によって使い分けましょう。
マナ加速枠、その1≪貴族の教主≫。
そのイラストの見た目と賛美能力から通称”おば賛美”と呼ばれ親しまれているマナクリです。
本体性能は0/1ですが賛美があるので、最悪彼女が毎ターン殴りながら追加ターンで勝利することも。
追加ターン連鎖中に複数枚引いても賛美でキルターンを縮めてくれるので、普通のマナクリを引くよりも遥かに有用です。
また、1マナ域のマナ加速カードはこのデッキの実質的なキルターンを格段に縮めてくれるので≪楽園の拡散≫と併せて8枚の採用にしています。
名前の挙がったマナ加速枠その2≪楽園の拡散≫。
こちらは森へエンチャントするオーラ。
エンチャントした森がマナを出す時に、戦場に出た時に指定した色マナも追加で出るようになります。
モダン環境では≪広がりゆく海≫、≪血染めの月≫、≪幽霊街≫と天敵も多いので運用には少しの経験と注意が必要になります。
ベーシックランドに付けたからと言って絶対は安心できないのがモダンの怖い所です。
しかし、もちろんそのリスクを負う価値もあります。
・≪野生語りのガラク≫の〔+1〕能力、土地のアンタップでより多くのマナが生み出せるようになる。
・通常のマナクリーチャーよりも対処し辛い。
・マナクリと違い召喚酔いしないので自ターン以降のマナを伸ばしながらの追加ターンが撃ちやすい
などなどメリットも沢山あります。
このあたりは個人の好みで調整してみても面白いかもしれませんね。
デッキの核、≪クルフィックスの狩猟者≫。
≪探検≫と併せ、このデッキの方向性を決めたカードです。
このクリーチャーは自ライブラリートップを公開情報にし、土地ならライブラリートップからプレイできるようにすることが出来るようになります。
これでどんどん土地を伸ばして追加ターンの連鎖を成功させやすくしよう!というのがコンセプトと言うわけですね!
この能力は、通常のタイムワープに入っているドローエンジン、≪吠えたける鉱山≫≪クルフィックスの指図≫枠でもあります。
ライブラリートップから不要配である土地をプレイによって弾き、ハンドの質を高めながらもマナも伸ばすというわけですね。
疑似的なドロー能力と言っていいかもしれません。
また、2/4というタフと上陸でライフゲインする能力でバーンなどの速攻デッキから守ってくれる頼もしい壁でもあります。
ランドを伸ばす、≪探検≫。
2マナ1ドロー、土地の追加プレイ権1回分を獲得のソーサリー。
デッキの速度を上げてくれる縁の下の力持ち。
土地のプレイ権が増えるので前述の≪クルフィックスの狩猟者≫との相性は抜群です。
連鎖に入ってもキャントリップで邪魔をしづらいのが好印象のカードです。
疑似的な追加ターン、≪万の眠り≫。
青1マナ、対象のパーマネントのタップというシンプルなインスタント。
ただしこれには複製が付いています。
複製とは複製コストを払った回数だけコピーを伴う能力。
つまりこのカードだと”4マナで4つ、10マナなら10個のパーマネントをタップ”させることが出来ます。
これを相手のアップキープに撃ってしまえばそのターンはなにも唱えられないだろう、と言う事ですね。
連鎖中に邪魔なパーマネントをタップさせて攻撃を通すことも大きな役割です。
皆さんご存知≪謎めいた命令≫。
悪名轟くローウィンのぶっ壊れカウンター。
4つのモード
・打消し
・パーマネントバウンス
・オールクリーチャータップ
・ドロー
を好きに2つ選ぶことが出来ます。
その凶悪さは今更語ることではありませんが、このデッキではタップの能力が特に大きな意味を持ちます。
その部分の運用は≪万の眠り≫に近く、クリーチャーデッキへの疑似的な追加ターン、連鎖中の壁のタップといった使い方がメインになります。
白を入れる唯一無二の理由、≪オジュタイの命令≫。
こちらも命令カード。
4つのモードから2つ選ぶお得なカウンターですね。
こちらは
・2マナ以下のクリーチャーのリアニ
・4点ゲイン
・クリーチャーへのカウンター
・ドロー
となっています。
最大の特徴は何と言ってもインスタントタイミングでのリアニメイト。
ジェイスのためだけに採用しているカードと言ってもいいでしょう。
除去が飛び交うモダンでは非常に死亡しやすいジェイスを蘇らせる貴重なインスタント。
相手エンドにリアニ、そのまま自ターンで変身の流れは芸術的ともいえます。
裏面ジェイスがいるときに表面ジェイスを蘇生させて次弾装填するのもいいですね。
マナ加速、兼フィニッシャー≪野生語りのガラク≫。
〔+1〕のおかげで実質2マナ、≪楽園の拡散≫の枚数次第ではフリースペル化、場合によってはマナが増えることもあります。
そのためガラクを出しながら追加ターンという動きは非常に簡単で強いです。
しかも1度置いてしまえば次ターン以降もマナ加速になるというすごいPW。
〔-1〕は3/3トークン生成、[-4]は≪踏む荒らし≫とエンドカードとしても申し分ないです。
ドローエンジン、≪海の中心、御心≫。
アンタップインの無色土地。
2マナとタップで両プレイヤー共に1ドロー。
伝説なので1枚の採用。
試しで入れてみたら結構いい動きをしました。
タイムワープ連鎖中にマナが余ったら起動する、位で運用してましたが結構ハンド不足を解消してくれて助かりました。
今のところは1枚なら有りかなと思っています。
ミシュラランド、≪フェアリーの集会所≫、≪樹上の村≫。
両方タップインで2マナのアクティベートのミシュランです。
≪樹上の村≫は打点が高くトランプル持ち、≪フェアリーの集会所≫はフライヤー、使い分けていきましょう。
基本的には≪樹上の村≫で優先して殴りますが、部族など相手に地上を固められてしまった際は≪フェアリーの集会所≫に賛美や覚醒を付けて殴ります。
超大技、≪過ぎ去った季節≫。
墓地から”点数で見たマナ・コストが互いに異なるカードを望む枚数手札に回収”します。
このデッキでそれが通ればどうなるかは明白ですね!
タイムワープを連打しながら≪万の眠り≫やカウンターを構えられるのは勝ちの同意義です。
ジェイスのFBで撃った場合もライブラリーボトムに行くので運が良ければ再利用できるという点も。
大体こんな感じです。
実は(実質的)3、4キルが可能な危険なコンボデッキでもあります。
連鎖のドキドキ感やうまく繋がった時の達成感はたまらないです。
未完成のレシピですが、もし皆さんがタイムワープを組むときに少しでも参考になれば幸いです。
今回もありがとうございました!
土地 24枚
冠雪の島/Snow-Covered Island 2
島/Island 3
森/Forest 3
溢れかえる岸辺/Flooded Strand 4
霧深い雨林/Misty Rainforest 3
繁殖池/Breeding Pool 4
神聖なる泉/Hallowed Fountain 1
寺院の庭/Temple Garden 1
樹上の村/Treetop Village 1
フェアリーの集会場/Faerie Conclave 1
海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea 1
クリーチャー 11枚
ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy 4
貴族の教主/Noble Hierarch 4
クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix 3
インスタント 5枚
万の眠り/Gigadrowse 1
オジュタイの命令/Ojutai’s Command 2
謎めいた命令/Cryptic Command 2
ソーサリー 15枚
探検/Explore 4
時間のねじれ/Time Warp 4
水の帳の分離/Part the Waterveil 1
永劫での歩み/Walk the Aeons 4
過ぎ去った季節/Seasons Past 2
エンチャント 4枚
楽園の拡散/Utopia Sprawl 4
プレインズウォーカー 1枚
野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker 1
サイドボード 15枚
払拭/Dispel 2
広がりゆく海/Spreading Seas 2
ジャディの横枝/Jaddi Offshoot 2
至高の評決/Supreme Verdict 2
差し戻し/Remand 2
大祖始の遺産/Relic of Progenitus 2
法の定め/Rule of Law 1
翻弄する魔道士/Meddling Mage 1
ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall 1
”土地になんで冠雪が?”とか”≪霧深い雨林≫4じゃないの?”、”サイドボード適当過ぎない?”とかいろいろあると思いますがご容赦を。
冠雪が入っているのは単純に筆者の好みでのイラストによる採用なので島で全く問題ありません。
別に≪占術の岩床≫やらが入ってるわけではないです。
≪霧深い雨林≫が3なのはレガシーにパーツを取られた結果です。
良い子のみんなは3枚で妥協せずにちゃんと4枚入れようね!
雨林に限らず、それ以外の青絡みフェッチもちゃんとばらけさせてなかったり土地基盤は結構適当なので弄った方がいいと思います。
サイドボードがダメなのはモダンの環境理解が全く足りてない証拠です…。
今日の感想で言うと
・ファクト系デッキ全般に強烈に刺さる上に自分は一切被害を受けない≪石のような静寂≫を積み忘れてるのは致命的です
・≪至高の評決≫は色拘束的に非常に唱え辛く、パーミッション相手には採用しないので”打ち消されない”の必要性は低いと感じました。ビート対策枠には≪罠の橋≫の方がいいかもしれません。
・純鋼対策に≪翻弄する魔道士≫、≪法の定め≫を取りましたが≪翻弄する魔道士≫の方は要らなかったですね。≪法の定め≫2枚の方がいいです。
サイドに関してはこんな所です。
閑話休題。
ではそろそろメインデッキの詳細を見ていきましょう。
まずはこのデッキのエース、≪ヴリンの神童、ジェイス≫。
ルーティング能力持ちの表面と、フラッシュバック的な〔-3〕能力持ちの裏面を併せ持つクリーチャーです。
このデッキでは兎にも角にも〔-3〕能力が超重要。
タイムワープ系、≪過ぎ去った季節≫を墓地から唱えられれば追加ターンが繋がり続ける可能性がぐーんと上がります。
余談ですが≪過ぎ去った季節≫、≪永劫での歩み≫(バイバック時)は解決時にライブラリーボトム、ハンドに加わるので〔-3〕能力で唱えても追放されないです。
これを知っておくとハンドの追加ターンカードが足りない時に役に立ちます。
〔-9〕の奥義も”呪文を唱えるたび相手のライブラリーを削る”紋章を得るというもので、このデッキでは重要なエンドカードとしての役割も兼ねています。
ご存知の通りPWの能力は1ターン1体1回までですが、追加ターンを得まくるこのデッキなら奥義まで到達することは珍しいことではないです。
この紋章を得た状態で追加ターン呪文を撃っているだけで勝利できるという立派なフィニッシャーです。
続いてはオーソドックスな追加ターン呪文、≪時間のねじれ≫。
非常にシンプルなカードでテキストは”プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはこのターンに続いて追加の1ターンを行う。”だけ。
所謂、”テキストの短いカードは強い”を地で行くスペルですね。
モダンの追加ターン系では(直ぐに唱えられるものの中では)最も軽く5マナ、後の世に現れた亜種達と違い”キャスト後に追放される”という一文が入っていないという所が特徴です。
当たり前ですが、追放されずに墓地へ行けるのならジェイスのFB能力の対象にできるという事です。
モダンのタイムワープデッキなら型の違いはあれど、みんなこのカードは4枚採用ではないでしょうか?
タイムワープ亜種、その1≪永劫での歩み≫。
コストは6マナ、島3個をコストにバイバックが付いています。
こちらも後の物と違い”キャスト後に追放”されないものです。
おまけに前述の通りジェイスのFBはバイバック時には追放されないのでかなりのお得。
FB&バイバックで回収した後には通常キャストとサイドのジェイスFB併せて2回もの追加ターンが保証されるすごい奴。
しかし、バイバックはコストはかなり重ためなのでデッキが回り切ってから用ですね。
それまでは1マナ重くなった≪時間のねじれ≫として扱うことがほとんどです。
タイムワープ亜種その2≪水の帳の分離≫。
こちらは残念ながらキャスト後に追放されます。
しかしこのカードには他の追加ターンにはない強みがあります!
それはキーワード能力、覚醒。
覚醒コストで唱えた時に土地に+1/+1カウンターを乗せてクリーチャー化する能力です。
これの場合は覚醒コストは9マナで+1/+1カウンターは6個乗ります。
追加ターンを得ながらそのターン毎に6/6が殴ってくれば大抵の相手は音を上げるでしょう。
このデッキの貴重なフィニッシャー枠の1つなのでなるべく覚醒で撃ちましょう。
また、カウンターを乗せる先も”割られづらいベーシック”や”飛行、トランプルを持つミシュラン”と状況によって使い分けましょう。
マナ加速枠、その1≪貴族の教主≫。
そのイラストの見た目と賛美能力から通称”おば賛美”と呼ばれ親しまれているマナクリです。
本体性能は0/1ですが賛美があるので、最悪彼女が毎ターン殴りながら追加ターンで勝利することも。
追加ターン連鎖中に複数枚引いても賛美でキルターンを縮めてくれるので、普通のマナクリを引くよりも遥かに有用です。
また、1マナ域のマナ加速カードはこのデッキの実質的なキルターンを格段に縮めてくれるので≪楽園の拡散≫と併せて8枚の採用にしています。
名前の挙がったマナ加速枠その2≪楽園の拡散≫。
こちらは森へエンチャントするオーラ。
エンチャントした森がマナを出す時に、戦場に出た時に指定した色マナも追加で出るようになります。
モダン環境では≪広がりゆく海≫、≪血染めの月≫、≪幽霊街≫と天敵も多いので運用には少しの経験と注意が必要になります。
ベーシックランドに付けたからと言って絶対は安心できないのがモダンの怖い所です。
しかし、もちろんそのリスクを負う価値もあります。
・≪野生語りのガラク≫の〔+1〕能力、土地のアンタップでより多くのマナが生み出せるようになる。
・通常のマナクリーチャーよりも対処し辛い。
・マナクリと違い召喚酔いしないので自ターン以降のマナを伸ばしながらの追加ターンが撃ちやすい
などなどメリットも沢山あります。
このあたりは個人の好みで調整してみても面白いかもしれませんね。
デッキの核、≪クルフィックスの狩猟者≫。
≪探検≫と併せ、このデッキの方向性を決めたカードです。
このクリーチャーは自ライブラリートップを公開情報にし、土地ならライブラリートップからプレイできるようにすることが出来るようになります。
これでどんどん土地を伸ばして追加ターンの連鎖を成功させやすくしよう!というのがコンセプトと言うわけですね!
この能力は、通常のタイムワープに入っているドローエンジン、≪吠えたける鉱山≫≪クルフィックスの指図≫枠でもあります。
ライブラリートップから不要配である土地をプレイによって弾き、ハンドの質を高めながらもマナも伸ばすというわけですね。
疑似的なドロー能力と言っていいかもしれません。
また、2/4というタフと上陸でライフゲインする能力でバーンなどの速攻デッキから守ってくれる頼もしい壁でもあります。
ランドを伸ばす、≪探検≫。
2マナ1ドロー、土地の追加プレイ権1回分を獲得のソーサリー。
デッキの速度を上げてくれる縁の下の力持ち。
土地のプレイ権が増えるので前述の≪クルフィックスの狩猟者≫との相性は抜群です。
連鎖に入ってもキャントリップで邪魔をしづらいのが好印象のカードです。
疑似的な追加ターン、≪万の眠り≫。
青1マナ、対象のパーマネントのタップというシンプルなインスタント。
ただしこれには複製が付いています。
複製とは複製コストを払った回数だけコピーを伴う能力。
つまりこのカードだと”4マナで4つ、10マナなら10個のパーマネントをタップ”させることが出来ます。
これを相手のアップキープに撃ってしまえばそのターンはなにも唱えられないだろう、と言う事ですね。
連鎖中に邪魔なパーマネントをタップさせて攻撃を通すことも大きな役割です。
皆さんご存知≪謎めいた命令≫。
悪名轟くローウィンのぶっ壊れカウンター。
4つのモード
・打消し
・パーマネントバウンス
・オールクリーチャータップ
・ドロー
を好きに2つ選ぶことが出来ます。
その凶悪さは今更語ることではありませんが、このデッキではタップの能力が特に大きな意味を持ちます。
その部分の運用は≪万の眠り≫に近く、クリーチャーデッキへの疑似的な追加ターン、連鎖中の壁のタップといった使い方がメインになります。
白を入れる唯一無二の理由、≪オジュタイの命令≫。
こちらも命令カード。
4つのモードから2つ選ぶお得なカウンターですね。
こちらは
・2マナ以下のクリーチャーのリアニ
・4点ゲイン
・クリーチャーへのカウンター
・ドロー
となっています。
最大の特徴は何と言ってもインスタントタイミングでのリアニメイト。
ジェイスのためだけに採用しているカードと言ってもいいでしょう。
除去が飛び交うモダンでは非常に死亡しやすいジェイスを蘇らせる貴重なインスタント。
相手エンドにリアニ、そのまま自ターンで変身の流れは芸術的ともいえます。
裏面ジェイスがいるときに表面ジェイスを蘇生させて次弾装填するのもいいですね。
マナ加速、兼フィニッシャー≪野生語りのガラク≫。
〔+1〕のおかげで実質2マナ、≪楽園の拡散≫の枚数次第ではフリースペル化、場合によってはマナが増えることもあります。
そのためガラクを出しながら追加ターンという動きは非常に簡単で強いです。
しかも1度置いてしまえば次ターン以降もマナ加速になるというすごいPW。
〔-1〕は3/3トークン生成、[-4]は≪踏む荒らし≫とエンドカードとしても申し分ないです。
ドローエンジン、≪海の中心、御心≫。
アンタップインの無色土地。
2マナとタップで両プレイヤー共に1ドロー。
伝説なので1枚の採用。
試しで入れてみたら結構いい動きをしました。
タイムワープ連鎖中にマナが余ったら起動する、位で運用してましたが結構ハンド不足を解消してくれて助かりました。
今のところは1枚なら有りかなと思っています。
ミシュラランド、≪フェアリーの集会所≫、≪樹上の村≫。
両方タップインで2マナのアクティベートのミシュランです。
≪樹上の村≫は打点が高くトランプル持ち、≪フェアリーの集会所≫はフライヤー、使い分けていきましょう。
基本的には≪樹上の村≫で優先して殴りますが、部族など相手に地上を固められてしまった際は≪フェアリーの集会所≫に賛美や覚醒を付けて殴ります。
超大技、≪過ぎ去った季節≫。
墓地から”点数で見たマナ・コストが互いに異なるカードを望む枚数手札に回収”します。
このデッキでそれが通ればどうなるかは明白ですね!
タイムワープを連打しながら≪万の眠り≫やカウンターを構えられるのは勝ちの同意義です。
ジェイスのFBで撃った場合もライブラリーボトムに行くので運が良ければ再利用できるという点も。
大体こんな感じです。
実は(実質的)3、4キルが可能な危険なコンボデッキでもあります。
連鎖のドキドキ感やうまく繋がった時の達成感はたまらないです。
未完成のレシピですが、もし皆さんがタイムワープを組むときに少しでも参考になれば幸いです。
今回もありがとうございました!
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