青赤デルバー(スタン)
2017年2月23日 Magic: The Gathering コメント (2)
一週間切ったので宣伝です!
2/26 SC2017 Winterにて当サークルオリジナルスリーブ2種を頒布します!詳細はこちら!
http://lotuspetal.diarynote.jp/201702230113123762/
それでは本文をどうぞ!
モダン以下のクロックパーミッションに必ずと言っていいほどに採用されるクリーチャー、≪秘密を掘り下げる者≫。
変身の条件付きとはいえ1マナ3/2飛行という圧倒的なカードパワーは同じ1マナ圏の≪野生のナカティル≫等を過去のものにしてしまいました。
今日冗談めかして(あるいは本気で)”青はクリーチャーの色”と言われるようになった大元ともいえるでしょう。
デルバーは表面:人間時代→裏面:実験で虫人間化とThe flyオマージュのストーリー仕立ての変身カードになっています。
イニストラードを覆う影ブロックではそのストーリーに進展がありました。
それが≪逸脱した研究者≫と今回のテーマの≪完成態の講師≫の2枚のカードに描かれています。
≪秘密を掘り下げる者≫で人間→昆虫人間と来て≪逸脱した研究者≫で昆虫人間→完成体(ここでクリーチャータイプから人間が消える)、≪完成態の講師≫表面にて他の人間の拉致を始め、裏面で拉致した人間を昆虫人間へ改造、自身はエムラクールの影響でエルドラージになります。
3枚もの変身カードで掘り下げられただけあってクリーチャータイプも人間・ウィザード→人間・昆虫→昆虫・ホラー→エルドラージ・昆虫ともはや原型が無くなっています。
もはや最初の人間のパーツが残っているのやら?テセウスの船的な問題をmtgで想起することがあるとは思いませんでした。
閑話休題。
今回のデッキでは≪完成態の講師≫を、正確にはその裏面≪繰り返しつくしたもの≫を中心に組んでいきます。
≪繰り返しつくしたもの≫は+2/+1修正のウィザードのロードという強烈な個性を持っています。
しかも、表裏共にインスタント・ソーサリーのキャストに誘発でウィザードトークンを生成する自己完結っぷり。
勿論ハエらしく飛行も表裏完備。
このウィザードのロードという点を活かしていきたいですね。
それではレシピをどうぞ!
土地 24枚
≪山/Mountain≫ 3
≪島/Island≫ 9
≪尖塔断の運河/Spirebluff Canal≫ 4
≪さまよう噴気孔/Wandering Fumarole≫ 4
≪霊気拠点/Aether Hub≫ 4
クリーチャー 12枚
≪遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance≫ 4
≪遺跡潜り、ジョリー・エン/Jori En, Ruin Diver≫ 3
≪完成態の講師/Docent of Perfection≫ 2
≪詮索好きのホムンクルス/Curious Homunculus≫ 3
インスタント 25枚
≪不許可/Disallow≫ 4
≪手酷い失敗/Horribly Awry≫ 2
≪否認/Negate≫ 3
≪革命的拒絶/Revolutionary Rebuff≫ 2
≪予期/Anticipate≫ 4
≪蓄霊稲妻/Harnessed Lightning≫ 4
≪天才の片鱗/Glimmer of Genius≫ 2
≪焼夷流/Incendiary Flow≫ 3
≪儀礼的拒否/Ceremonious Rejection≫ 1
それではいつも通りクリーチャーから見ていきましょう。
≪遵法長、バラル≫
伝説の2マナ1/3ウィザード、戦場にいるだけでインスタント・ソーサリーのコスト軽減、打ち消すたびにルーティングとパーミッションデッキにはうってつけの性能。
≪完成態の講師≫のトークン生成、≪詮索好きのホムンクルス≫の果敢、≪遺跡潜り、ジョリー・エン≫のドローをし易くなるなど他のクリーチャーとのシナジーもばっちり。
勿論スペルの方も≪予期≫や≪蓄霊稲妻≫が1マナになったりと大助かり。
このデッキの影の主役と言っても過言ではないでしょう。
≪遺跡潜り、ジョリー・エン≫
3マナ2/3レジェンダリーのウィザード。
各ターン2回目の呪文を唱えた時にドローが出来る能力持ち。
軽量スペルとスペル軽減能力持ちが多いのでこれでどんどんドローしていきたいところ。
相手ターンでもカウンター+火力やドロー呪文で誘発できるのがうれしい。
≪詮索好きのホムンクルス≫
変身カードだが表裏共にウィザードではないです。
ですが表面はインスタント・ソーサリー専用のマナ能力、裏面はコスト軽減持ちとこのデッキとの相性は良好です。
裏面は3/4果敢と元が2マナとは思えないカードパワー。
彼をカウンターで守るだけで勝ってしまう事も。
ではインスタント・ソーサリーを見ていきましょう!
≪不許可≫
皆が待ち望んだおまけ付確定カウンター。
呪文のみならず起動型・誘発型能力も打ち消してしまうという≪取り消し≫に≪もみ消し≫をそのまま合体させたようなスペル。
PWの奥義などを打ち消せたときは最高です。
サヒーリコンボを盤面に揃えさせてCIPを打ち消し、その後両方排除してしまうという手法も。
≪手酷い失敗≫
マナコスト4以下のクリーチャーを打ち消して追放する2マナカウンター。
早期からかなりの範囲のクリーチャーをカウンター出来るのが強み。
反面ギアハルクを筆頭に大概のフィニッシャーを打ち消せないので≪不許可≫との使い分けを。
フェリダーを打ち消せるのはうれしい所。
≪否認≫
クリーチャー限定の≪手酷い失敗≫とは逆に、こちらはノンクリーチャー限定の確定カウンター。
現環境の大概のデッキに有効なので採用。
≪キランの真意号≫等機体がノンクリーチャー扱いなのも追い風。
≪革命的拒絶≫
こちらはノンアーティファクトへの2マナ要求カウンター。
非常に高い汎用性を誇る有力なカウンターの1枚。
しかし、ただでさえ不確定カウンターは後半腐りやすいのに加え、カラデシュブロックはアーティファクトの温床。
温存は他のカウンターを優先して≪革命的拒絶≫は序盤にガンガン使ってしまうのが良いでしょう。
≪予期≫
≪衝動≫の調整版。
元のカードよろしく軽いライブラリー操作は腐らないのが強み。
≪遵法長、バラル≫、≪詮索好きのホムンクルス≫のコスト軽減があれば1マナでライブラリー操作ができるのでさらに動きやすく。
また≪詮索好きのホムンクルス≫、≪遺跡潜り、ジョリー・エン≫の誘発にもよく使います。
≪蓄霊稲妻≫
エネルギー利用の火力。
小型には1個、大型には5個と使い分けが出来るのが人気の秘訣。
1種で複数の状況に対応できるナイスな除去ですね!
このデッキの苦手なサイズの大きいクリーチャーも対処できるメイン除去。
≪天才の片鱗≫
占術2&2ドローのインスタントドロースペル。
おまけに≪蓄霊稲妻≫用のエネルギーまで貯められると来ました。
4マナとこのデッキでは最重量級のスペルなのでコスト軽減の恩恵が一番大きいかも?
≪焼夷流≫
2マナ3点ソーサリー火力除去。
基本的には5枚目以降の≪蓄霊稲妻≫代わりですがこれだけの利点もあります。
これが原因の死亡を追放に置換するのでPIG持ち&昂揚に対応可能と言う点も見過ごせませんね。
≪屑鉄場のたかり屋≫が多い今は是非メインに採用しておきたいところ。
≪儀礼的拒否≫
対無色限定の1マナ確定カウンター。
1マナの確定カウンターとはいえ使い所が限られるカード、ですが≪予期≫で選別し≪遵法長、バラル≫で捨てるこのデッキなら大丈夫。
要らない時はライブラリーボトムか墓地へ送ってしまいましょう。
6形態も経由して物語を展開したデルバー。
エルドラージになってしまった後、エムラクールの封印で何かしらの影響を受けたのか?などなお疑問が尽きません。
いつかまたイニストラードで4枚目のデルバーに会いたいですね!
今回もありがとうございました!
2/26 SC2017 Winterにて当サークルオリジナルスリーブ2種を頒布します!詳細はこちら!
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モダン以下のクロックパーミッションに必ずと言っていいほどに採用されるクリーチャー、≪秘密を掘り下げる者≫。
変身の条件付きとはいえ1マナ3/2飛行という圧倒的なカードパワーは同じ1マナ圏の≪野生のナカティル≫等を過去のものにしてしまいました。
今日冗談めかして(あるいは本気で)”青はクリーチャーの色”と言われるようになった大元ともいえるでしょう。
デルバーは表面:人間時代→裏面:実験で虫人間化とThe flyオマージュのストーリー仕立ての変身カードになっています。
イニストラードを覆う影ブロックではそのストーリーに進展がありました。
それが≪逸脱した研究者≫と今回のテーマの≪完成態の講師≫の2枚のカードに描かれています。
≪秘密を掘り下げる者≫で人間→昆虫人間と来て≪逸脱した研究者≫で昆虫人間→完成体(ここでクリーチャータイプから人間が消える)、≪完成態の講師≫表面にて他の人間の拉致を始め、裏面で拉致した人間を昆虫人間へ改造、自身はエムラクールの影響でエルドラージになります。
3枚もの変身カードで掘り下げられただけあってクリーチャータイプも人間・ウィザード→人間・昆虫→昆虫・ホラー→エルドラージ・昆虫ともはや原型が無くなっています。
もはや最初の人間のパーツが残っているのやら?テセウスの船的な問題をmtgで想起することがあるとは思いませんでした。
閑話休題。
今回のデッキでは≪完成態の講師≫を、正確にはその裏面≪繰り返しつくしたもの≫を中心に組んでいきます。
≪繰り返しつくしたもの≫は+2/+1修正のウィザードのロードという強烈な個性を持っています。
しかも、表裏共にインスタント・ソーサリーのキャストに誘発でウィザードトークンを生成する自己完結っぷり。
勿論ハエらしく飛行も表裏完備。
このウィザードのロードという点を活かしていきたいですね。
それではレシピをどうぞ!
土地 24枚
≪山/Mountain≫ 3
≪島/Island≫ 9
≪尖塔断の運河/Spirebluff Canal≫ 4
≪さまよう噴気孔/Wandering Fumarole≫ 4
≪霊気拠点/Aether Hub≫ 4
クリーチャー 12枚
≪遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance≫ 4
≪遺跡潜り、ジョリー・エン/Jori En, Ruin Diver≫ 3
≪完成態の講師/Docent of Perfection≫ 2
≪詮索好きのホムンクルス/Curious Homunculus≫ 3
インスタント 25枚
≪不許可/Disallow≫ 4
≪手酷い失敗/Horribly Awry≫ 2
≪否認/Negate≫ 3
≪革命的拒絶/Revolutionary Rebuff≫ 2
≪予期/Anticipate≫ 4
≪蓄霊稲妻/Harnessed Lightning≫ 4
≪天才の片鱗/Glimmer of Genius≫ 2
≪焼夷流/Incendiary Flow≫ 3
≪儀礼的拒否/Ceremonious Rejection≫ 1
それではいつも通りクリーチャーから見ていきましょう。
≪遵法長、バラル≫
伝説の2マナ1/3ウィザード、戦場にいるだけでインスタント・ソーサリーのコスト軽減、打ち消すたびにルーティングとパーミッションデッキにはうってつけの性能。
≪完成態の講師≫のトークン生成、≪詮索好きのホムンクルス≫の果敢、≪遺跡潜り、ジョリー・エン≫のドローをし易くなるなど他のクリーチャーとのシナジーもばっちり。
勿論スペルの方も≪予期≫や≪蓄霊稲妻≫が1マナになったりと大助かり。
このデッキの影の主役と言っても過言ではないでしょう。
≪遺跡潜り、ジョリー・エン≫
3マナ2/3レジェンダリーのウィザード。
各ターン2回目の呪文を唱えた時にドローが出来る能力持ち。
軽量スペルとスペル軽減能力持ちが多いのでこれでどんどんドローしていきたいところ。
相手ターンでもカウンター+火力やドロー呪文で誘発できるのがうれしい。
≪詮索好きのホムンクルス≫
変身カードだが表裏共にウィザードではないです。
ですが表面はインスタント・ソーサリー専用のマナ能力、裏面はコスト軽減持ちとこのデッキとの相性は良好です。
裏面は3/4果敢と元が2マナとは思えないカードパワー。
彼をカウンターで守るだけで勝ってしまう事も。
ではインスタント・ソーサリーを見ていきましょう!
≪不許可≫
皆が待ち望んだおまけ付確定カウンター。
呪文のみならず起動型・誘発型能力も打ち消してしまうという≪取り消し≫に≪もみ消し≫をそのまま合体させたようなスペル。
PWの奥義などを打ち消せたときは最高です。
サヒーリコンボを盤面に揃えさせてCIPを打ち消し、その後両方排除してしまうという手法も。
≪手酷い失敗≫
マナコスト4以下のクリーチャーを打ち消して追放する2マナカウンター。
早期からかなりの範囲のクリーチャーをカウンター出来るのが強み。
反面ギアハルクを筆頭に大概のフィニッシャーを打ち消せないので≪不許可≫との使い分けを。
フェリダーを打ち消せるのはうれしい所。
≪否認≫
クリーチャー限定の≪手酷い失敗≫とは逆に、こちらはノンクリーチャー限定の確定カウンター。
現環境の大概のデッキに有効なので採用。
≪キランの真意号≫等機体がノンクリーチャー扱いなのも追い風。
≪革命的拒絶≫
こちらはノンアーティファクトへの2マナ要求カウンター。
非常に高い汎用性を誇る有力なカウンターの1枚。
しかし、ただでさえ不確定カウンターは後半腐りやすいのに加え、カラデシュブロックはアーティファクトの温床。
温存は他のカウンターを優先して≪革命的拒絶≫は序盤にガンガン使ってしまうのが良いでしょう。
≪予期≫
≪衝動≫の調整版。
元のカードよろしく軽いライブラリー操作は腐らないのが強み。
≪遵法長、バラル≫、≪詮索好きのホムンクルス≫のコスト軽減があれば1マナでライブラリー操作ができるのでさらに動きやすく。
また≪詮索好きのホムンクルス≫、≪遺跡潜り、ジョリー・エン≫の誘発にもよく使います。
≪蓄霊稲妻≫
エネルギー利用の火力。
小型には1個、大型には5個と使い分けが出来るのが人気の秘訣。
1種で複数の状況に対応できるナイスな除去ですね!
このデッキの苦手なサイズの大きいクリーチャーも対処できるメイン除去。
≪天才の片鱗≫
占術2&2ドローのインスタントドロースペル。
おまけに≪蓄霊稲妻≫用のエネルギーまで貯められると来ました。
4マナとこのデッキでは最重量級のスペルなのでコスト軽減の恩恵が一番大きいかも?
≪焼夷流≫
2マナ3点ソーサリー火力除去。
基本的には5枚目以降の≪蓄霊稲妻≫代わりですがこれだけの利点もあります。
これが原因の死亡を追放に置換するのでPIG持ち&昂揚に対応可能と言う点も見過ごせませんね。
≪屑鉄場のたかり屋≫が多い今は是非メインに採用しておきたいところ。
≪儀礼的拒否≫
対無色限定の1マナ確定カウンター。
1マナの確定カウンターとはいえ使い所が限られるカード、ですが≪予期≫で選別し≪遵法長、バラル≫で捨てるこのデッキなら大丈夫。
要らない時はライブラリーボトムか墓地へ送ってしまいましょう。
6形態も経由して物語を展開したデルバー。
エルドラージになってしまった後、エムラクールの封印で何かしらの影響を受けたのか?などなお疑問が尽きません。
いつかまたイニストラードで4枚目のデルバーに会いたいですね!
今回もありがとうございました!
コメント
詮索好きのホムンクルス
こいつ強い!、はず
コメントありがとうございます!
詮索好きのホムンクルスは出た当初は第2のデルバーだタルモだと騒がれてた思い出がありますね。
自分も今は環境的に芽が出ないだけでカードパワーは十分高いと思っています。