白単≪電招の塔≫除去コン
白単≪電招の塔≫除去コン
白単≪電招の塔≫除去コン
今回のデッキは以前も取り上げた”≪電招の塔≫除去コントロール”の白版。
白も黒に劣らずの除去の色。
時代によってはむしろ白の方が勝っていた事も多いです。
勝ち手段は当然≪電招の塔≫を置き、相手のクリーチャーを捌いて捌いて捌きまくり、最後に塔の起動型能力で勝利することです。
それではレシピを見ていきましょう。

土地 26枚
≪平地/Plains≫ 22
≪霊気拠点/Aether Hub≫ 4

クリーチャー 3枚
≪領事府の空船口/Consulate Skygate≫ 3

インスタント 11枚
≪圧点/Pressure Point≫ 2
≪稼働停止/Decommission≫ 1
≪邪悪の暴露/Expose Evil≫ 2
≪神聖な協力/Blessed Alliance≫ 4
≪鑽火の輝き/Immolating Glare≫ 1
≪取り囲む地割れ/Encircling Fissure≫ 1

ソーサリー 9枚
≪石の宣告/Declaration in Stone≫ 3
≪断片化/Fragmentize≫ 2
≪燻蒸/Fumigate≫ 4

アーティファクト 10枚
≪電招の塔/Dynavolt Tower≫ 4
≪拡大鏡/Magnifying Glass≫ 4
≪終わりなき時計/Perpetual Timepiece≫ 2

エンチャント 6枚
≪領事府の弾圧/Consulate Crackdown≫ 1
≪隔離の場/Quarantine Field≫ 4
≪領事の権限/Authority of the Consuls≫ 1

デッキの枚数を確認していただければ分かりますが、実はこのレシピ65枚あります。
これは60枚だけでは呪文が足りないからです。
≪電招の塔≫でプレイヤー1人を倒すためには
・初期ライフ20から増えていない
・≪電招の塔≫が1つしか場に出ていない
・≪電招の塔≫が出るまでに1枚もインスタント・ソーサリーを消費していない
以上の前提でエネルギーを35個貯める必要があります。
インスタント・ソーサリー1つにつき2エネルギーが増えるので、18回唱える必要があるわけです。
それに対して65枚のこのデッキでも”インスタント 11枚””ソーサリー 9枚”計20枚、かなり不安を覚える数といえます。
勿論≪霊気拠点≫でエネルギーのサポート、2つ目以降の≪電招の塔≫の存在等上記の想定よりも好ましい状況もあるとはいえ、実際には≪電招の塔≫の登場前にインスタント・ソーサリーを消費しているはずです。
その解決策としてデッキの枚数を65枚に、そしてさらに≪終わりなき時計≫も採用しました。
このカードで墓地が貯まってきたらライブラリーに戻してエネルギーを貯めるもとにするのです。

ではそれ以外のカードも見ていきましょう!

≪領事府の空船口≫
2マナ防衛、到達持ちの0/4アーティファクトクリーチャー。
0/4のサイズと到達で序盤の立ち上がりをガッチリ守ってくれる頼れる男(?)です。

≪神聖な協力≫
おなじみの3モードの選択式&増呪呪文。
基本は2マナの攻撃クリーチャーへの布告除去という強力な3つ目のモードを使用し、マナが余っているなら1つ目のライフゲインもといった運用。
2つ目のクリーチャーアンタップは残念ながらこのデッキでは死に能力です。

≪鑽火の輝き≫
2マナアタッキングクリーチャーの破壊と≪神聖な協力≫に似た役割の除去。
非布告除去なので除去先の選択が可能というメリットと、破壊不能や呪禁への弱さというデメリットが≪神聖な協力≫との主な違いです。

≪取り囲む地割れ≫
3マナで戦闘ダメージを回避できる呪文。
覚醒2もあるので地味に≪電招の塔≫以外では唯一の勝ち手段。

≪石の宣告≫
同名クリーチャーを纏めて追放してしまう2マナソーサリー。
追放した数だけ手掛かりをコントローラーの場に出してしまうデメリットもありますがそれでも強力。
追放相手がトークンなら手掛かりは発生しないので、その場合は積極的に撃ち込みましょう。

≪圧点≫
2マナクリーチャー1体をタップ、1ドロー。
キャントリップのおかげで敵クリーチャーを寝させながらアドバンテージを失わなわないのが強み。
序盤を凌ぐ時に役に立つのは勿論、≪電招の塔≫を置いた後のエネルギー貯蔵に役に立つこと請け合いです。

≪邪悪の暴露≫
クリーチャー最大2体をタップして調査する≪圧点≫と同系統のカード。
上記のそれと同じ理由での採用。

≪燻蒸≫
5マナ全除去に”除去したクリーチャーの数だけライフゲイン”がおまけで付いています。
全体除去にゲインまで付いたのなら採らない理由はありません。
4枚フル投入。

≪稼働停止≫
3マナになり紛争での3点ゲインが付いた解呪。
最初のメインゲームで勝たないと確実に時間切れでマッチを落とすので、メインでも対応出来るようにこういった置物対策も何枚か採用しています。

≪断片化≫
4マナ以下の置物を割れる1マナソーサリー。
白1マナにもかかわらず、かなりの範囲の置物を割ることが出来るので下環境でも採用率の高い優秀なカードです。

≪領事府の弾圧≫
CIPで相手のファクトを全部追放してしまうエンチャント。
戦闘しない時はただのアーティファクト扱いの機体は、このデッキの他の除去だと纏めての処理がしにくいです。
しかし、≪領事府の弾圧≫ならこれ1枚で全滅が可能!
というわけで採用しました。

≪隔離の場≫
(X)(X)(白)(白)のコストでX個のノンランドパーマネントを追放できるエンチャント。
重さ以外はこれ以上ない万能除去。
元々超長期戦を見越しているこのデッキなら採用をためらう理由はありません。
4枚の投入を決定しました。

≪領事の権限≫
相手クリーチャーが場に出るたびに1点ゲイン、さらにタップインになる徹底的なビート対策カード。
タップインは速攻持ちをけん制できるので、一応フェリダーコンボの対策としても採用。

≪拡大鏡≫
マナファクト。
4マナタップで調査もできるので終盤になればドローソースに化けます。
このデッキでは唯一の永続的なアドバンテージ源なので、超終盤に≪終わりなき時計≫を回す手助けとしてその真価を発揮します。

ここまでの話で気付いたと思いますが、このデッキは勝つまでが滅茶苦茶に長いです。
並のコントロールの比ではないです。
かつての”カウンターポスト”と同じかそれ以上に試合が長期化する前提で組んでいますので、非常に忍耐力が試されます。
首をキリンさんみたく長くして待てる対戦相手に心当たりのある方は試してみては?
もちろん、出来得る限りプレイは早めに。
今回もありがとうございました!

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索