赤単ランデス
赤単ランデス
赤単ランデス
mtg史上最もいやらしく忌み嫌われる戦法の一つランデス。
土地事故を起こした相手をなぶるだけという性質上公式にも嫌われ、(条件付きの物ですら)テーロス以降3マナ以下のランデススペルを与えられていません。

3マナの≪石の雨≫を起源としたカード群が大量に必要なこのデッキを組む機会はスタンでは長らく与えられませんでした。
しかしながら現環境では≪火山の隆起≫≪構造のひずみ≫≪塵への崩壊≫≪破砕≫の計16枚のランデススペルが(幸か不幸か)揃っております。

数を数えてしまった以上は組まざるを得ないでしょう。
それではいつも通りレシピをどうぞ!

土地 24枚
≪霊気拠点/Aether Hub≫ 4
≪山/Mountain≫ 20

クリーチャー 4枚
≪面晶体の這行器/Hedron Crawler≫ 4

ソーサリー 16枚
≪構造のひずみ/Structural Distortion≫ 4
≪塵への崩壊/Crumble to Dust≫ 4
≪破砕/Demolish≫ 4
≪正気の欠片/Shreds of Sanity≫ 4

インスタント 12枚
≪火山の隆起/Volcanic Upheaval≫ 4
≪ショック/Shock≫ 4
≪蓄霊稲妻/Harnessed Lightning≫ 4

プレインズウォーカー 4枚
≪反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance≫ 4

戦ゼンのランデススペルといえば≪塩まき≫のほぼ上位互換の≪塵への崩壊≫ですが、
≪火山の隆起≫もランデススペル史上非常に珍しいカードです。
このカードは基本土地も対象に取れる4マナのランデスで、かつ"インスタント"という非常にまれなケース。
丁度現環境には≪進化する未開地≫というフェッチがあるのでそれの起動後を狙える唯一のカードと言えます。(正確には≪存在の一掃≫も存在しますがこちらは7マナ、ランプならいざ知らず、通常のランデスデッキで気軽に打てるマナ域ではありません)

≪正気の欠片≫という墓地のスペル回収が存在することも後押しになりました。
≪正気の欠片≫は≪火山の隆起≫+それ以外のランデスカードの計2枚を回収できる凄いカード。
足りないランデスの枠を補ってくれます。

フィニッシャー枠には≪反逆の先導者、チャンドラ≫を採用。
除去、フィニッシャー、マナ加速、[+1]能力による(運次第ではありますが)ランデスとすべての能力がデッキに欠かすことができないカード(というよりこのカードがないと成り立ちません)。

一応除去枠にはフェリダーコンボ対策に≪ショック≫を採用しています。このカードはプレインズウォーカーに火力を飛ばせる点を買っての採用。

どうですか?ランデスの性質上非常に歪んだマナカーブにはなってしまいましたが、近年ではかなり強力な部類のランデスデッキにはなったと思います(ランデスの中ではというだけで決して強いわけではありません)。

しかし、ここまで読まれた方は「近年最強のランデスは≪世界を壊すもの≫採用型のランプでは?」と思われていることでしょう。
今回の型は赤単だったので残念ながら避けることにはなってしまいました。が、やはりランデスを語る上で避けられないカードなのも事実。
よって、次回は緑単ランデスを考察したいと思います。今回もご拝読ありがとうございました。

コメント

黒単番長
黒単番長
2017年1月18日21:46

《破砕》&《忍び寄るカビ》「みんな~」
(これランデスじゃなくてアーティファクトアンチだ……)

lotus petal
2017年1月19日0:34

>askaさん
コメントありがとうございます!
アーティファクト破壊がついていることが多いのは流石に土地破壊だけでは弱すぎるという公式側の良心でしょうね(ランデスがメインじゃあないとは言わない)

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