キーワード能力解説:第46回 消散
2018年4月15日 キーワード能力紹介
消散はネメシス初登場の能力で、これを持つパーマネントは消散カウンターをターン毎に消費し、0になれば自壊するというデメリット能力です。
基本的にはデメリットでしかない能力な分それを持つカードは通常のそれよりも高いステータスに設定されていることが多いのが特徴です。
例として、かの有名なステロイドデッキのファイアーズはブラストダーム、はじける子嚢と強力な消散持ちをフィニッシャーにしていました。
時間制限付きのハイパフォーマンスなカードというのは中々面白い側面があり、当時の青使いの間では15点ダメージで済むのだからダームは1匹は通せなどと言われていたとかなんとか。
今回もありがとうございました!
基本的にはデメリットでしかない能力な分それを持つカードは通常のそれよりも高いステータスに設定されていることが多いのが特徴です。
例として、かの有名なステロイドデッキのファイアーズはブラストダーム、はじける子嚢と強力な消散持ちをフィニッシャーにしていました。
時間制限付きのハイパフォーマンスなカードというのは中々面白い側面があり、当時の青使いの間では15点ダメージで済むのだからダームは1匹は通せなどと言われていたとかなんとか。
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キーワード能力解説:第45回 嚥下
2018年4月9日 キーワード能力紹介嚥下は戦乱のゼンディカーブロックにおけるエルドラージ固有のキーワード能力の一つです。
プレイヤーに戦闘ダメージを与えた時に誘発し、ライブラリートップを追放するという一見してエルドラージらしくない能力です。
これ自体は普通にはとても使い道の無さそうな能力ですが(たとえパワー1のクリーチャーで殴り続けても、当然LOなどする前に勝ってしまうでしょう。精々がチューターや独楽など積み込みカードをどうにかできる位でしょうか)、戦ゼンのエルドラージには追放領域を利用する昇華者が居るのでそれとのシナジーが前提になっています。
能力自体はとても強いとはいえませんが、昇華者にまつわる追放領域を利用する能力というのはmtg史でも非常に珍しいモノです。
そういう面では流石エルドラージと言えるのではないでしょうか。
今回もありがとうございました!
プレイヤーに戦闘ダメージを与えた時に誘発し、ライブラリートップを追放するという一見してエルドラージらしくない能力です。
これ自体は普通にはとても使い道の無さそうな能力ですが(たとえパワー1のクリーチャーで殴り続けても、当然LOなどする前に勝ってしまうでしょう。精々がチューターや独楽など積み込みカードをどうにかできる位でしょうか)、戦ゼンのエルドラージには追放領域を利用する昇華者が居るのでそれとのシナジーが前提になっています。
能力自体はとても強いとはいえませんが、昇華者にまつわる追放領域を利用する能力というのはmtg史でも非常に珍しいモノです。
そういう面では流石エルドラージと言えるのではないでしょうか。
今回もありがとうございました!
キーワード能力解説:第44回 解鎖
2018年4月3日 キーワード能力紹介
回帰におけるラクドスのキーワード能力。
戦場に出るに際し+1/+1カウンターを置くか置かないかを選択し、置いた場合はブロックが出来ないというデメリットが付いてしまうという能力です。
非常にシンプルですね。
破滅的で享楽的な性格のラクドスらしい能力です。
構築では1マナ2/2デメリット持ちとして”ラクドスの哄笑者”が採用されていましたが、他のクリーチャーはあまり見られなかったのが残念。
能力的には他ブロックでも平然と再登場できそうなので今後に期待したい所。
今回もありがとうございました!
戦場に出るに際し+1/+1カウンターを置くか置かないかを選択し、置いた場合はブロックが出来ないというデメリットが付いてしまうという能力です。
非常にシンプルですね。
破滅的で享楽的な性格のラクドスらしい能力です。
構築では1マナ2/2デメリット持ちとして”ラクドスの哄笑者”が採用されていましたが、他のクリーチャーはあまり見られなかったのが残念。
能力的には他ブロックでも平然と再登場できそうなので今後に期待したい所。
今回もありがとうございました!
キーワード能力解説:第43回 威迫
2018年3月25日 キーワード能力紹介
フォールンエンパイアのゴブリン・ウォー・ドラムからあった”2体以上のクリーチャーによってしかブロックされない。”をオリジンでキーワード化した能力。
オリジンのプロテクションや土地渡りなどの常磐木からのリストラ合わせて、常磐木としては色の関係で扱いにくかった威嚇に代わって登場した形になります。
短い人生だったな、威嚇…。
これにより、過去に存在した同種の能力持ちもオラクル更新で威迫持ちになりました。
時期的に魂剥ぎには備わっていないのが残念である。
今回もありがとうございました!
オリジンのプロテクションや土地渡りなどの常磐木からのリストラ合わせて、常磐木としては色の関係で扱いにくかった威嚇に代わって登場した形になります。
短い人生だったな、威嚇…。
これにより、過去に存在した同種の能力持ちもオラクル更新で威迫持ちになりました。
時期的に魂剥ぎには備わっていないのが残念である。
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キーワード能力解説:第42回 防衛
2018年3月18日 キーワード能力紹介
防衛はかつての壁が持っていた”攻撃に参加できない”をキーワード化したデメリット能力です。
勿論、現在では壁でない防衛持ちのクリーチャーも存在しますが、元々は上記のように壁というクリーチャータイプそのものに課せられていた物のキーワード化です。(壁のテキストに”攻撃に参加できない”と書かれてはいますが、あれはただの注釈文で攻撃に参加できないのは壁自体のルールのせい)
基本的にはデメリットでしかない能力ですが、防衛の数を参照してマナを出す斧折りの守護者、ローリング・ストーンズや突撃陣形のように防衛を無視することでデメリットを帳消しに、高めに設定されたP/Tで活躍できるようにするカードなども存在するので外付けでメリットの側面を含ませているとも言えます。
中にはスリヴァー全体にデメリットである防衛を付与してしまう休眠スリヴァーなんていう変わり種も。
神河期からキーワード化した能力ではありますが、ある意味ではmtgの黎明期から存在し、今尚常磐木としてかつやくする防衛。
今後もmtgが続く以上目に入り続けるキーワードでしょう。
今回もありがとうございました!
勿論、現在では壁でない防衛持ちのクリーチャーも存在しますが、元々は上記のように壁というクリーチャータイプそのものに課せられていた物のキーワード化です。(壁のテキストに”攻撃に参加できない”と書かれてはいますが、あれはただの注釈文で攻撃に参加できないのは壁自体のルールのせい)
基本的にはデメリットでしかない能力ですが、防衛の数を参照してマナを出す斧折りの守護者、ローリング・ストーンズや突撃陣形のように防衛を無視することでデメリットを帳消しに、高めに設定されたP/Tで活躍できるようにするカードなども存在するので外付けでメリットの側面を含ませているとも言えます。
中にはスリヴァー全体にデメリットである防衛を付与してしまう休眠スリヴァーなんていう変わり種も。
神河期からキーワード化した能力ではありますが、ある意味ではmtgの黎明期から存在し、今尚常磐木としてかつやくする防衛。
今後もmtgが続く以上目に入り続けるキーワードでしょう。
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キーワード能力解説:第41回 飛行
2018年3月11日 キーワード能力紹介
マジック最初期から存在する、もはや説明不要な能力。
これを持つクリーチャーは同様の飛行持ちか到達持ち以外にはブロックされなくなるという戦場を2つの軸に分けてしまう能力の一つです。
後続で馬術やシャドーのような類似能力も登場していますが、戦場の軸が2つどころか3つや4つに分かれてしまってはゲームとして問題が大きいので、基本的に現在は飛行のみ収録され続けています。
色の役割的には青に多い能力で、古くはフライングマン、現在では非常に強力な1マナ生物であるデルバーと軽い生物にも割と遠慮なくついています。
白の天使や黒の吸血鬼、赤の大型のドラゴンやフェニックスなどにもよく見られますが、緑だけは極端にこれを持つクリーチャーが少なく、逆にハリケーンや垂直落下などに代表される飛行対策のヘイトカードが非常に多い”飛行嫌い”の色として有名です。
極楽鳥は緑を代表する有名カードでありながら、色の役割的にはかなり例外的なカードともいえるという事ですね。
非常に息の長い基本的な能力でありながらこれの有無でクリーチャーの評価が一変してしまうほど重要な能力、飛行。
mtgが続く以上は恐らく永遠にプレイヤーの目に入り続ける事でしょう。
今回もありがとうございました
これを持つクリーチャーは同様の飛行持ちか到達持ち以外にはブロックされなくなるという戦場を2つの軸に分けてしまう能力の一つです。
後続で馬術やシャドーのような類似能力も登場していますが、戦場の軸が2つどころか3つや4つに分かれてしまってはゲームとして問題が大きいので、基本的に現在は飛行のみ収録され続けています。
色の役割的には青に多い能力で、古くはフライングマン、現在では非常に強力な1マナ生物であるデルバーと軽い生物にも割と遠慮なくついています。
白の天使や黒の吸血鬼、赤の大型のドラゴンやフェニックスなどにもよく見られますが、緑だけは極端にこれを持つクリーチャーが少なく、逆にハリケーンや垂直落下などに代表される飛行対策のヘイトカードが非常に多い”飛行嫌い”の色として有名です。
極楽鳥は緑を代表する有名カードでありながら、色の役割的にはかなり例外的なカードともいえるという事ですね。
非常に息の長い基本的な能力でありながらこれの有無でクリーチャーの評価が一変してしまうほど重要な能力、飛行。
mtgが続く以上は恐らく永遠にプレイヤーの目に入り続ける事でしょう。
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キーワード能力解説:第40回 オーラ交換
2018年3月2日 キーワード能力紹介 コメント (2)
オーラ交換は未来予知の奥義の翼だけが持っている能力です。
指定したコストを払ってそのオーラと手札のオーラを入れ替えるという非常に珍しい起動型能力。
悪さをするためにあるとしか思えない能力ですね…。
普通に使われるというのが想像しにくいのですが、スタンダードの範囲ならと言う事で帰ってくることもあるのか…?
弱点は交換故解決時に割られていたり手札のオーラをヴェンディリオン等でハンデスされているとコストを払っただけで何もしないという点ですね…。
因みに、解決時にあえて何もしないというのも選択はできます。
わざわざ起動しておいてそれは無いとは思いますが。
奥義の翼の場合は(というか持っているのがこれしかないのですが)コストは青含む3マナ。
使い方は、まあ…。
大体エルドラージの徴兵でも付けてればよろしい。
その時代で最強のオーラを付けておけば間違いないです、はい。
今回もありがとうございました!
指定したコストを払ってそのオーラと手札のオーラを入れ替えるという非常に珍しい起動型能力。
悪さをするためにあるとしか思えない能力ですね…。
普通に使われるというのが想像しにくいのですが、スタンダードの範囲ならと言う事で帰ってくることもあるのか…?
弱点は交換故解決時に割られていたり手札のオーラをヴェンディリオン等でハンデスされているとコストを払っただけで何もしないという点ですね…。
因みに、解決時にあえて何もしないというのも選択はできます。
わざわざ起動しておいてそれは無いとは思いますが。
奥義の翼の場合は(というか持っているのがこれしかないのですが)コストは青含む3マナ。
使い方は、まあ…。
大体エルドラージの徴兵でも付けてればよろしい。
その時代で最強のオーラを付けておけば間違いないです、はい。
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キーワード能力解説:第39回 生体武器
2018年2月21日 キーワード能力紹介
生体武器はミラディンの傷跡ブロックで登場したニューファイレクシア陣営の装備品たちが持つ能力です。
生体武器を持つ装備品が戦場に出た時に0/0の黒の細菌トークンを生成し、それに装備させるというのが能力。
装備品やオーラの弱点である”クリーチャー依存のカードなのでそれが無いと何もしない”という点を克服していますね。
ちなみに、この細菌は現実世界の自然界に存在する細菌とは名前こそ同じものの、ほぼ別物。
完成前のファイレクシア人を胚の状態でそのまま操縦者として取り付けたのがそれです。
人間で例えると脳だけをロボットに詰め込むようなもの。
装備品がそのまま生命維持装置になっているんですね。
装備が外れると状況起因処理で死んでしまう辺り良くできたフレイバー。
まるでR戦闘機みたいだあ。
有名カードはやはり石鍛冶の神秘家と組んで暴れた(暴れている)殴打頭蓋ですね。
石鍛冶から3t目に出て来る4/4警戒、魂絆はスタンでやっていい動きではありませんでした。
当然のことながらそのまま石鍛冶がBAN、現在ではレガシー以下でしかできない動きになっています。
フレイバー的にもゲーム的にもファイレクシアの不気味さを表現できている良い能力ですね。
余談ですが、全ての生体武器を融合させた想像図と言うのを公式が冗談で作った事があります。
脳(胚)詰めの操縦者だらけで合体とか、非常に汚い。
合体ロボのお約束である友情要素とか欠片も無さそうですね…。
ガッツァイダ―みたい。
実際合体すると1体を除いて死ぬんだから仕方ないけど。
今回もありがとうございました!
生体武器を持つ装備品が戦場に出た時に0/0の黒の細菌トークンを生成し、それに装備させるというのが能力。
装備品やオーラの弱点である”クリーチャー依存のカードなのでそれが無いと何もしない”という点を克服していますね。
ちなみに、この細菌は現実世界の自然界に存在する細菌とは名前こそ同じものの、ほぼ別物。
完成前のファイレクシア人を胚の状態でそのまま操縦者として取り付けたのがそれです。
人間で例えると脳だけをロボットに詰め込むようなもの。
装備品がそのまま生命維持装置になっているんですね。
装備が外れると状況起因処理で死んでしまう辺り良くできたフレイバー。
まるでR戦闘機みたいだあ。
有名カードはやはり石鍛冶の神秘家と組んで暴れた(暴れている)殴打頭蓋ですね。
石鍛冶から3t目に出て来る4/4警戒、魂絆はスタンでやっていい動きではありませんでした。
当然のことながらそのまま石鍛冶がBAN、現在ではレガシー以下でしかできない動きになっています。
フレイバー的にもゲーム的にもファイレクシアの不気味さを表現できている良い能力ですね。
余談ですが、全ての生体武器を融合させた想像図と言うのを公式が冗談で作った事があります。
脳(胚)詰めの操縦者だらけで合体とか、非常に汚い。
合体ロボのお約束である友情要素とか欠片も無さそうですね…。
ガッツァイダ―みたい。
実際合体すると1体を除いて死ぬんだから仕方ないけど。
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キーワード能力解説:第38回 秘匿
2018年2月15日 キーワード能力紹介 コメント (2)
秘匿はローウィンの秘匿土地サイクルに内蔵されたキーワード能力です。
これを持っている土地は戦場に出るに際し、ライブラリートップから4枚を見てうち1枚を裏向きで追放します。
それぞれの土地が条件を満たすことで、その追放されたカードを踏み倒して使用できるというメカニズムになっています。
ちなみに、秘匿にはもう一つ能力があり、それは”これを持っているパーマネントはタップインする”という能力欄の方に別個に書けよと思うようなデメリット能力です。
これはそうした場合あまりにカードに書かれる情報量(文字数)が多くなりすぎることを懸念した結果、だそうです。
秘匿土地サイクルは各色1枚づつ、計5枚のサイクルになっていますが、特に緑と白の物は条件の達成が比較的容易で、下環境で使用されることすらあります。
白の土地”風立ての高地”は”3体以上のクリーチャーで攻撃する”のが条件なのでモダンのトークンデッキでなら容易に達成できるので良く採用されています。
緑の”苔汁の橋”は”コントロールしているクリーチャーのパワーの合計が10以上である”事なのでレガシーにてファイレクシアン・ドレッドノートを利用した踏み倒しに使われることがあります。
中々面白い能力ですが、タップインの部分がなんとも言えない残念な感じの残る能力でもあり、今後タップイン部分を削った類似能力が出る事もあるかもしれませんね。
今回もありがとうございました!
これを持っている土地は戦場に出るに際し、ライブラリートップから4枚を見てうち1枚を裏向きで追放します。
それぞれの土地が条件を満たすことで、その追放されたカードを踏み倒して使用できるというメカニズムになっています。
ちなみに、秘匿にはもう一つ能力があり、それは”これを持っているパーマネントはタップインする”という能力欄の方に別個に書けよと思うようなデメリット能力です。
これはそうした場合あまりにカードに書かれる情報量(文字数)が多くなりすぎることを懸念した結果、だそうです。
秘匿土地サイクルは各色1枚づつ、計5枚のサイクルになっていますが、特に緑と白の物は条件の達成が比較的容易で、下環境で使用されることすらあります。
白の土地”風立ての高地”は”3体以上のクリーチャーで攻撃する”のが条件なのでモダンのトークンデッキでなら容易に達成できるので良く採用されています。
緑の”苔汁の橋”は”コントロールしているクリーチャーのパワーの合計が10以上である”事なのでレガシーにてファイレクシアン・ドレッドノートを利用した踏み倒しに使われることがあります。
中々面白い能力ですが、タップインの部分がなんとも言えない残念な感じの残る能力でもあり、今後タップイン部分を削った類似能力が出る事もあるかもしれませんね。
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キーワード能力解説:第37回 貢納
2018年2月9日 キーワード能力紹介
貢納はそれを持っているクリーチャーが戦場に出る時に、対戦相手にその数値分だけ+1/+1カウンターを乗っけた状態で出て来るか、何らかのメリット能力を持って出て来るのかを選択させる能力です。
例えばCIPでダメージを与えたり、速攻が付いたりなど。
懲罰者などで言われる”相手に選択権のあるカードは弱い”の法則の例にもれず、この能力も相手にとって不利にならない方を必ず選ばれるので、あまり強い能力とは言えないのが実情です。
実際、スタンダード当時でもほとんど構築でお呼びが掛からなかった能力で、最も強いのが(1)(赤)(緑) で速攻と貢納の2択を与えるゼナゴスの狂信者という感じでした。
フレイバー的には人間に供物を要求する怪物たちを現したもので、そういう観点では良い能力と言えるでしょう。
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例えばCIPでダメージを与えたり、速攻が付いたりなど。
懲罰者などで言われる”相手に選択権のあるカードは弱い”の法則の例にもれず、この能力も相手にとって不利にならない方を必ず選ばれるので、あまり強い能力とは言えないのが実情です。
実際、スタンダード当時でもほとんど構築でお呼びが掛からなかった能力で、最も強いのが(1)(赤)(緑) で速攻と貢納の2択を与えるゼナゴスの狂信者という感じでした。
フレイバー的には人間に供物を要求する怪物たちを現したもので、そういう観点では良い能力と言えるでしょう。
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キーワード能力解説:第36回 族霊鎧
2018年2月2日 キーワード能力紹介
族霊鎧はエルドラージ覚醒とプレインチェイス2012の一部のオーラ(名前に陰影が入っているのがそれ)が持つ、クリーチャーへ破壊耐性を与える常在型能力です。
”エンチャントされているパーマネントが破壊される場合、代わりにそれが負っているすべてのダメージを取り除いてこのオーラを破壊する。”という能力で、エンチャント先を守ることでオーラ特有のアド損失を抑える事ができます。
エンチャント時を狙われるとどうしようもないのはもうしょうがないのですが。
対応できるのは破壊のみなので、例えばマイナス修正や伝説ルール、生贄や追放には無力な点に注意。
ちなみに読みは”ぞくれいがい”じゃなくて”ぞくれいよろい”ですぞ。
有名どころはパウパーやモダンで偶に見られる”ハイエナの陰影”ですね。
除去耐性を与えながら先制攻撃が付くので中々に厄介なオーラと言えます。
オーラデッキに入っていることの多い”天上の鎧”と先制攻撃が被ってしまっているのがちょっとだけ残念なカードでもあります。
今回もありがとうございました!
”エンチャントされているパーマネントが破壊される場合、代わりにそれが負っているすべてのダメージを取り除いてこのオーラを破壊する。”という能力で、エンチャント先を守ることでオーラ特有のアド損失を抑える事ができます。
エンチャント時を狙われるとどうしようもないのはもうしょうがないのですが。
対応できるのは破壊のみなので、例えばマイナス修正や伝説ルール、生贄や追放には無力な点に注意。
ちなみに読みは”ぞくれいがい”じゃなくて”ぞくれいよろい”ですぞ。
有名どころはパウパーやモダンで偶に見られる”ハイエナの陰影”ですね。
除去耐性を与えながら先制攻撃が付くので中々に厄介なオーラと言えます。
オーラデッキに入っていることの多い”天上の鎧”と先制攻撃が被ってしまっているのがちょっとだけ残念なカードでもあります。
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キーワード能力解説:第35回 秘策
2018年1月28日 キーワード能力紹介
コンスピラシーの策略のみに存在するキーワード能力です。
事前にカード名を指定、それを秘匿し任意のタイミングで公開することで何がしかの恩恵を受ける事ができます。
具体的な恩恵の内容はマナコストが軽減されたり速攻を与えられたりと色々。
何れにしても中々ユニークなものが揃っているのでコンスピラシー系のリミテッドで遊ぶときは狙ってみるのも良いでしょう。
なお、隠す方法は問われていないので、こっそり改ざんできるようなものでは無ければどんな方法でもいいでしょう。
まあ策略というカードタイプを持っているカード自体が禁止指定されているので構築には一切関係ない能力なんですが。
今回もありがとうございました!
事前にカード名を指定、それを秘匿し任意のタイミングで公開することで何がしかの恩恵を受ける事ができます。
具体的な恩恵の内容はマナコストが軽減されたり速攻を与えられたりと色々。
何れにしても中々ユニークなものが揃っているのでコンスピラシー系のリミテッドで遊ぶときは狙ってみるのも良いでしょう。
なお、隠す方法は問われていないので、こっそり改ざんできるようなものでは無ければどんな方法でもいいでしょう。
まあ策略というカードタイプを持っているカード自体が禁止指定されているので構築には一切関係ない能力なんですが。
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キーワード能力解説:第34回 狂喜
2018年1月23日 キーワード能力紹介
狂喜は旧ラヴニカブロックにおけるグルールのキーワード能力です。
このターン中に対戦相手にダメージを与えていると戦場に出た時に数値分の+1/+1カウンターが乗った状態で戦場に出て来るというのが能力の内容。
後に基本セット2012で吸血鬼の能力としても登場したことやちょっとだけ解鎖に似ている所から、個人的にはグルールよりもラクドスっぽい能力だと思っています。
Bloodthirst=血に飢えたという名称も、どっちかっていうとラクドスに当てはまる気がしますね。
個人的なお気に入りカードは”石化した樹の血族”。
プロテクション(インスタント)と打ち消されないという緑特有の青ヘイトに狂喜X(このターン中に与えたダメージ分)がひっついた面白いカードでしたが、特に活躍はしなかったのが残念。
現代ならここにトランプルぐらいは付くんだろうなあ、と思ってしまいます。
今回もありがとうございました!
このターン中に対戦相手にダメージを与えていると戦場に出た時に数値分の+1/+1カウンターが乗った状態で戦場に出て来るというのが能力の内容。
後に基本セット2012で吸血鬼の能力としても登場したことやちょっとだけ解鎖に似ている所から、個人的にはグルールよりもラクドスっぽい能力だと思っています。
Bloodthirst=血に飢えたという名称も、どっちかっていうとラクドスに当てはまる気がしますね。
個人的なお気に入りカードは”石化した樹の血族”。
プロテクション(インスタント)と打ち消されないという緑特有の青ヘイトに狂喜X(このターン中に与えたダメージ分)がひっついた面白いカードでしたが、特に活躍はしなかったのが残念。
現代ならここにトランプルぐらいは付くんだろうなあ、と思ってしまいます。
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キーワード能力解説:第33回 警戒
2018年1月17日 キーワード能力紹介
警戒は常磐木能力の一つで、元々はセラの天使が持っていた”このクリーチャーは攻撃してもタップしない。”という能力をキーワード化したものです。
能力の性質上タップ能力持ちと相性が良く、出自が出自なので主に白に割り振られた能力になっています。(もっとも、近年では他の色にも散見できますが。)
白の中でも特に、THE天使というような能力ですね。
皆さんのお気に入りの天使にもこれを持っているものが大多数なのでは?悪斬など例外も多いですが。
セラエンがクリーチャーインフレで時代遅れと言われるようになっても、その遺伝子(どっちかって言うとミーム?)が現代のクリーチャー達にも受け継がれているのは素敵な話ですね。
今回もありがとうございました!
能力の性質上タップ能力持ちと相性が良く、出自が出自なので主に白に割り振られた能力になっています。(もっとも、近年では他の色にも散見できますが。)
白の中でも特に、THE天使というような能力ですね。
皆さんのお気に入りの天使にもこれを持っているものが大多数なのでは?悪斬など例外も多いですが。
セラエンがクリーチャーインフレで時代遅れと言われるようになっても、その遺伝子(どっちかって言うとミーム?)が現代のクリーチャー達にも受け継がれているのは素敵な話ですね。
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キーワード能力解説:第32回 長久
2018年1月11日 キーワード能力紹介
長久は(再録を除けば)今の所タルキール覇王譚にのみ存在する起動型能力です。
内容は”ソーサリータイミングでのみ自分に+1/+1カウンターを1個乗せる能力を起動できる”というもの。
龍の滅んだタルキールでのアブザン氏族固有の能力で、過去(正史)の龍のタルキールでの同氏族の能力”鼓舞”をはじめとする+1/+1カウンター関係の能力とのシナジーも持っています。
この手の能力にしては珍しくコストにタップが含まれていないのですが、マナコストの方が軒並み重めだった事、ソーサリータイミングでのみというのがやや厳しかった箏などが災いし、あまり評価はされませんでした。
しかし、前述の+1/+1カウンターでのシナジーを重視したデッキである”硬化した鱗”では”アブザンの鷹匠”が大活躍していたのは記憶に新しいでしょう。
・・・飛行付与がメインで長久はオマケ程度の認識だった気もしますが。
能力デザイン自体はかなり抑えめなので暴走の危険が少なく、今後のスタンダードでも+1/+1カウンターを利用するブロックが登場すれば一緒に再登場しそうな能力ですね。
今回もありがとうございました!
内容は”ソーサリータイミングでのみ自分に+1/+1カウンターを1個乗せる能力を起動できる”というもの。
龍の滅んだタルキールでのアブザン氏族固有の能力で、過去(正史)の龍のタルキールでの同氏族の能力”鼓舞”をはじめとする+1/+1カウンター関係の能力とのシナジーも持っています。
この手の能力にしては珍しくコストにタップが含まれていないのですが、マナコストの方が軒並み重めだった事、ソーサリータイミングでのみというのがやや厳しかった箏などが災いし、あまり評価はされませんでした。
しかし、前述の+1/+1カウンターでのシナジーを重視したデッキである”硬化した鱗”では”アブザンの鷹匠”が大活躍していたのは記憶に新しいでしょう。
・・・飛行付与がメインで長久はオマケ程度の認識だった気もしますが。
能力デザイン自体はかなり抑えめなので暴走の危険が少なく、今後のスタンダードでも+1/+1カウンターを利用するブロックが登場すれば一緒に再登場しそうな能力ですね。
今回もありがとうございました!
キーワード能力解説:第31回 欠色
2018年1月5日 キーワード能力紹介
欠色はそれを持っているカードが無色扱いになる能力です。
別にマナコストの色マナが無くなるわけでもなし、それ単体ではフレイバー以上の意味を持たない能力ですが、無色になることでプロテクションを突き抜けたり無色カードへのサポートの恩恵を受けられたりします。
戦乱のゼンディカーブロックのマナコストに有色マナを含むエルドラージ達やそれらが扱う呪文に与えられた専用の能力ですが、かつて未来予知で先行収録されたウギンの呪文、幽霊火もほぼ同様の能力を持っています。
異界月に収録されているエルドラージ達は持っていなかったので、もしかしたらウラモグとコジレックの眷属だけの能力なのかもしれませんね。
現在エルドラージは3柱の内エムラクール以外は全滅、そのエムラクールも自主的にイニストラードの月に封印されているので再登場するのはかなり先になるであろう能力と言えるでしょう。
今回もありがとうございました!
別にマナコストの色マナが無くなるわけでもなし、それ単体ではフレイバー以上の意味を持たない能力ですが、無色になることでプロテクションを突き抜けたり無色カードへのサポートの恩恵を受けられたりします。
戦乱のゼンディカーブロックのマナコストに有色マナを含むエルドラージ達やそれらが扱う呪文に与えられた専用の能力ですが、かつて未来予知で先行収録されたウギンの呪文、幽霊火もほぼ同様の能力を持っています。
異界月に収録されているエルドラージ達は持っていなかったので、もしかしたらウラモグとコジレックの眷属だけの能力なのかもしれませんね。
現在エルドラージは3柱の内エムラクール以外は全滅、そのエムラクールも自主的にイニストラードの月に封印されているので再登場するのはかなり先になるであろう能力と言えるでしょう。
今回もありがとうございました!
キーワード能力解説:第30回 予見
2017年12月30日 キーワード能力紹介
予見はディセンションで登場したキーワードで、それを持っているカードをアップキープに公開しコストを支払う事で何がしかの恩恵を受ける事ができるという起動型能力です。
基本的には通常唱えた時の小規模版のような効果や元々の能力に対してシナジーを持っている効果の事が多いです。
現在では主にモダン環境におけるライフゲインデッキにて再誕の宣言が利用されています。
砂の殉教者を何度もリアニすることで毎ターン毎ターンとんでもない回数ライフゲインをして相手をげんなりさせることに定評があります。
中々面白い能力ですが、ダルのスピリットが未来予知で登場したのを最後に歴史からその姿を消してしまいました。
いつかまた使いたい能力の一つですね。
今回もありがとうございました!
基本的には通常唱えた時の小規模版のような効果や元々の能力に対してシナジーを持っている効果の事が多いです。
現在では主にモダン環境におけるライフゲインデッキにて再誕の宣言が利用されています。
砂の殉教者を何度もリアニすることで毎ターン毎ターンとんでもない回数ライフゲインをして相手をげんなりさせることに定評があります。
中々面白い能力ですが、ダルのスピリットが未来予知で登場したのを最後に歴史からその姿を消してしまいました。
いつかまた使いたい能力の一つですね。
今回もありがとうございました!
キーワード能力解説:第29回 無尽
2017年12月23日 キーワード能力紹介
統率者2015初出のキーワードです。
多人数戦で対戦相手を殴ると、他の対戦相手にも殴っている状態のコピートークンが出てくる能力。
非常に説明し辛いので注釈を全文載せます。
”そのクリーチャーが攻撃するたび、そのクリーチャーのコピーであるトークンを、
防御プレイヤー以外の対戦相手1人につき1体、タップ状態でそのプレイヤーまたはそのプレイヤーがコントロールしているプレインズウォーカーを攻撃している状態で生成してもよい。
戦闘終了時に、それらのトークンを追放する。”
つまり、1VS1の通常のゲームでは一切何もしない能力という事です。
統率者セットの鑑のような能力ですね。
使われている所はあまり見ない能力ですが、トゥルーネームのように多人数向けセット出身の癖に1VS1最強で多人数戦で弱体化するよりはかなりマシだと思います。
今の所1番悪用できそうなのは装備者に無尽を与える”我々の刃”でしょう。
というか他が軒並み重すぎる・・・。
能力的には多人数戦に適しており、色々発展性があるのでいずれまた帰ってくるかもしれませんね。
今回もありがとうございました!
多人数戦で対戦相手を殴ると、他の対戦相手にも殴っている状態のコピートークンが出てくる能力。
非常に説明し辛いので注釈を全文載せます。
”そのクリーチャーが攻撃するたび、そのクリーチャーのコピーであるトークンを、
防御プレイヤー以外の対戦相手1人につき1体、タップ状態でそのプレイヤーまたはそのプレイヤーがコントロールしているプレインズウォーカーを攻撃している状態で生成してもよい。
戦闘終了時に、それらのトークンを追放する。”
つまり、1VS1の通常のゲームでは一切何もしない能力という事です。
統率者セットの鑑のような能力ですね。
使われている所はあまり見ない能力ですが、トゥルーネームのように多人数向けセット出身の癖に1VS1最強で多人数戦で弱体化するよりはかなりマシだと思います。
今の所1番悪用できそうなのは装備者に無尽を与える”我々の刃”でしょう。
というか他が軒並み重すぎる・・・。
能力的には多人数戦に適しており、色々発展性があるのでいずれまた帰ってくるかもしれませんね。
今回もありがとうございました!
キーワード能力解説:第28回 想起
2017年12月16日 キーワード能力紹介
想起は代替コストでクリーチャーを通常よりも安く唱えられる代わりに直に生け贄になってしまう、ソーサリーのように使う事の出来るキーワードです。
これを持っているクリーチャーは全て何がしかのCIPや戦場を離れた時の誘発型能力を持っているのが特徴です。
ブリンクを併用することで生贄にならずに2度CIPの恩恵を受けるテクニックでも有名。
強力な能力故有名カードが多いのも特徴です。
チャリスをすり抜ける1マナアーティファクト除去、鋳塊かじり
ヴィンテージドレッジの定番サイドボード、薄れ馬
リビングデスなどでちょくちょく使われる叫び大口
パウパーのドロー代表熟考漂い
スタンダードで大活躍した目覚ましヒバリ
などがあります。
インフレしたローウィン期を象徴するような能力ですね。
今回もありがとうございました!
これを持っているクリーチャーは全て何がしかのCIPや戦場を離れた時の誘発型能力を持っているのが特徴です。
ブリンクを併用することで生贄にならずに2度CIPの恩恵を受けるテクニックでも有名。
強力な能力故有名カードが多いのも特徴です。
チャリスをすり抜ける1マナアーティファクト除去、鋳塊かじり
ヴィンテージドレッジの定番サイドボード、薄れ馬
リビングデスなどでちょくちょく使われる叫び大口
パウパーのドロー代表熟考漂い
スタンダードで大活躍した目覚ましヒバリ
などがあります。
インフレしたローウィン期を象徴するような能力ですね。
今回もありがとうございました!
キーワード能力解説:第27回 挑発
2017年12月9日 キーワード能力紹介 コメント (2)
攻撃時に相手のクリーチャー1体をアンタップさせ、強制でブロックさせるキーワード。
対象をアンタップさせてしまうという点が他にない利点ではあるのですが、同時にタップ能力持ちに塩を送ってしまうという致命的な欠陥でもあるので常盤木には成れずじまいの可哀そうな能力です。
今の所これを持っているクリーチャーはレギオン(と銀枠)にしか存在していません。
知っての通り、レギオンはクリーチャー以外収録しないというイカレたコンセプトと純粋な収録カードのカードパワーの低さなどが原因で世間ではかなり低評価なパックです。
それもあってmtg史上でも最マイナークラスのキーワードではないでしょうか。
特に有名カードも無いですし。
今回もありがとうございました!
対象をアンタップさせてしまうという点が他にない利点ではあるのですが、同時にタップ能力持ちに塩を送ってしまうという致命的な欠陥でもあるので常盤木には成れずじまいの可哀そうな能力です。
今の所これを持っているクリーチャーはレギオン(と銀枠)にしか存在していません。
知っての通り、レギオンはクリーチャー以外収録しないという
それもあってmtg史上でも最マイナークラスのキーワードではないでしょうか。
特に有名カードも無いですし。
今回もありがとうございました!